最後の特攻 ページ29
全部、全部賭けだった
最初から最後まで、全部
自分の身一つで許されるなら、
助かるなら何も惜しまない、いらない
私の命1つで大切なものが全て守れるのなら
私の命はそれだけ有意義なものだったという証になるでしょう？
私は.......すぐ天秤にかける癖がある
私の命と仲間の命、私に傾いたことは「ない」
「お前はお前が死んで悲しむ奴が居ることを理解しろよい！」
何度怒られただろう、何度泣かせただろう
強くて厳しくて優しい、うちの長男を.......
皆もきっと泣いてくれる、
そうじゃなきゃ助けに来てくれないもんね
卑屈すぎるのは重々承知で、
もし今日生き残ったら、その時は.......
「自分の命を大切にしよう」
肋が4本、太腿にヒビ、腕の脱臼、大量の出血
.......なんで動けるのか、いや動かなくては皆が死ぬからか
マルコの腕を飛び出して、
エースの守ってくれたこの身を焦がして、
唯一この世で許せない、
あの男に向かった走り出した
周りから見たその光景は以上過ぎて、海兵達は目を疑った
風より早く、空気より軽く、彼女が通るだけで一斉に周りの人間が倒れていく
その圧倒的な実力差に動けるものは居なかった
白ひげでさえもその迫力に気圧された
「グララララ！何度やっても無駄だァ！」
「.......」
その表情はピタリとも動かなかった
闇を司る黒ひげよりも遥かに闇を背負った彼女はただ静かに戦場を舞った
そして彼女は白ひげの腕の中で眠りについた
「野郎どもぉぉぉ！撤退準備！さっさとやれぇぇ！」
白ひげは薙刀ぶんっと振り回すとそこに立っていたもの達を吹き飛ばし、ものすごい勢いで走り出した
腕の中を護るため.......抱え込んだその背中はいくつもの刃に向かれ傷だらけだった
「オヤジ！早く...！」
マルコがオヤジをモビーに乗せようとした時だった
赤犬がしぶとくもこちらに襲いかかってくるのは...
「ｯｯなんじゃあ貴様ァ！」
「この戦争を終わらせに来た！」
現れたのは赤髪だった
これには海軍も為す術もない、
瀕死の海軍と瀕死の白ひげ海賊団
この双方だったからこそ持ちこたえていたこの戦況も赤髪が入れば一気に崩れる
手を引くしか無かった
「グララララ！おせぇぞ小童、来るならさっさと来やがれェ」
「年寄りは待てないから困るもんだ」
とりあえず、ここから離れるよい！そう言ったマルコに引きずられてオヤジはモビーへ乗り込んだ
そして一気にコーティング船で潜るも青キジの氷が近づいてくる
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麗葉 - 最高でした！(｀；ω；´)違う作品でも頑張ってください！ (5月6日 20時) (
レス) @page50 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - 番外編でエースとサボとルフィと4人で会うのも見てみたいです！ (2020年6月8日 5時) (レス) id: b4debc2124 (このIDを非表示/違反報告)
れんこん(プロフ) - 黒猫さん» 頑張って続けます！任せろ〜！笑、ありがとう！ (2020年5月28日 18時) (レス) id: 14f134c39b (このIDを非表示/違反報告)
れんこん(プロフ) - 幸別愛友さん» 私､正直viぐらいで辞めてしまおうと思ったのですが幸別さまのコメントで頑張れました、とっても嬉しかったです！ありがとうございました！遅くなりますがゆっくり更新していきますので今後ともよろしくお願いいたします。 (2020年5月28日 18時) (レス) id: 14f134c39b (このIDを非表示/違反報告)
れんこん(プロフ) - ゆうきさん» ありがとうございます､今後ともよろしくお願いいたします！ (2020年5月28日 18時) (レス) id: 14f134c39b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れんこん | 作成日時：2020年5月10日 0時
