白ひげ長女は特攻隊長 IV【ONE PIECE】 (ページ8)

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158；不穏な海と美しき島ページ8

次の日.島が見えそうになりマルコが偵察へ向かった
しかし､日をまたいでもマルコは帰っては来なかった

私達は近隣の島に船を隠して､顔バレの少ないメンツで島に向かうことにした｡ここで白ひげが目をつけられては困る

サ「よーし！選出メンバー発表するぞ！」

『「はーい」』

サ「俺､A以上！」

エ「は！？」

サ「うそうそ､エースも来ていいらしい。良かったな」

エ「よし！！」

『はぁ､きつそ』

平和な島だ､海賊なんかが来たら一斉に島中に情報が回ってしまうだろう､てことでクレアが友達連れてきたらしい？みたいな感じで島に入ることにした。私とクレアはドレスでき飾って､それぞれにパートナー(ばか)が着くことになった
クレアの両親はクレアの乗っていた商船が海賊に襲われてすぐ白ひげが保護したと伝えていた為､島民達はクレア様は旅行と認識しているはずだ
作戦は悪くない､そう思いたい

『マルコ､帰り遅いね』

エ「お前よりいい女でも見つけたんじゃね？」

『マルコモテるもんね､パイナップルのくせに』

エ「珍しく弱気だな？」

『だって......陸の女には勝てないよ』

サ「それ､マルコに言ってやれ！力説されんぞ」

『ふふ､そうならいいな。...いや､無事ならそれだけでいいよ』

エ「..ｯｯ大丈夫に決まってんだろ！」

サ「そうそう､お前らみたくやらかさないのがマルコだからな！」

ポツリと出た本音､忙しさで誤魔化していた不安｡口に出すといよいよ本物になってくる｡あのマルコが連絡もなしに帰ってこない､それだけで緊急事態なハズなのに＿＿クレアには内緒にしてやりたい。ただでさえ白ひげに迷惑かけるって責任を感じているのに自分のせいだってさらに負担を増やすことになるから。マルコがいないのは些か寒い気がする､皆が触れなかったマルコの不在､口に出したのは自分だ＿＿

＿＿＿でも今は『クレア』だ

『クレアもうすぐ島見えるぞ！』

ク「ほんとですか？」

『うん！ほらアレじゃねえか？』

ク「ｯｯ！！アレです！！」

『綺麗な､島だな』

ク「はい」

『うん､クレアがいい子になるのもわかる気がする』

ク「...きっと、皆気に入ってくれると思います！」

『絶対気に入るよ！私も上陸前から好きになりそうだ！』

ク「ふふ､みんな優しくて仲良くて平和な自慢の島です！」

『領主がいいからだよ､きっと』

ク「父様..」

『ほら、ドレスアップ！しよう！大好きな両親に会わなきゃね！』

ク「っはい！」