白ひげ長女は特攻隊長 IV【ONE PIECE】 (ページ7)

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157；奇襲って最高に燃えるページ7

『なぁサッチ､天竜人ってなに』

サ「は？突然だな」

これはAにとって触れてはいけないタブーだったはずだ､小さい頃のトラウマからこの船の奴らは誰も何も言わなかった

＿＿否1度だけその話題になったことがある

【天竜人が縄張りの近くで好き勝手してるらしい】

＿＿＿最悪だな､好き勝手しやがって

＿＿＿でも天竜人なってみてぇ

＿＿＿俺だったら

＿＿＿俺は天竜人より海賊だわ

ﾊﾞﾀﾝ

＿＿＿A？

青白い顔をして倒れたAの過去をその時ほんの少しだけ俺たちは知った。よくある話だがAの同様っぷりに俺たちはAの前でその話をする事を自然と辞めた
そしてAが女と分かってから改めて過去の話を聞いた。壮絶で､Aをそんな目に遭わせた海賊も天竜人も憎かった。俺も海賊なのにな

んでもっていま､『天竜人』と聞くだけで倒れるようなAがわざわざ自分から聞いてきているのだ。冗談な訳もなく､その目は恐ろしく真剣だ

サ「の前に何があったんだ？」

『クレアだよ､天竜人がクレアの両親に何かしたかもしれないんだ。ついでに言うと1戦交えるかもって感じ』

サ「ほぉ、、ってはぁぁ！？？」

『ん？なんか変なとこあったか？』

サ「いいか、よく聞けよ？天竜人ってのは」

『天竜人』

天翔ける竜の一族
その存在は絶対的で、その権力は絶大
彼らに手を出そうものなら海軍大将が飛んでくる
誰も逆らえない､絶対貴族だ

『ふーん』

サ「あぁ流石に手出せねぇな」

『は？何言ってんの？』

サ「いやお前が何言ってんの？」

『どうせもう四皇だし､みんな賞金首だし､大将倒せる力あるならオールオッケー！ってことだろ？』

サ「ばか！四皇だから余計に色々と面倒、、」

『知るか！クレアを泣かせたやつなんか絶対許してやらねぇ！、、どうせサッチもでしょ？』

サ「ったく。お前､またマルコに怒られんぞ」

『ふふ､もう怒られたー！』

サ「分かった､でもちゃんとオヤジに話は通すべきだ。皆にも､、、あと怖くなったら無理すんな。1人じゃねぇんだから...」

『...ｯｯありがとう』

オヤジにはマルコと一緒に頭を下げに行った
皆にはもう話した､正直顔を渋ったのはマルコとサッチだけ。責任感ある2人だ､彼らのお陰でこの船は成り立ってる。他は海賊らしく血の気の多いやつばかり､皆クレアを泣かすやつ！殺す！みたいなバカしかいない、ほんとばか！でも大好き。母さん､ネロ。これは復讐じゃない、未来への突破口だ