白ひげ長女は特攻隊長 IV【ONE PIECE】 (ページ43)

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192；君は宝石ページ43

マ「計画したのは全部クレアだよい」

『え！？』

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ク「マルコ隊長ってAさんと結婚するつもりですか？」

マ「はぁ！？何言ってんだよい.......ったく」

ク「真面目な話です!!ちゃんと聞いてください」

マ「...Aが望んでくれるなら､したいとは思ってるよい」

ク「マルコ隊長!!プロポーズして下さい！！」

マ「はぁ！？」

ク「私､小さいAさんに約束したんです！
素敵な花嫁になれるよ！って､最高な結婚式にしてあげるって」

マ「...はぁ、わかったよい」

ク「ほんとですか！？」

マ「あァ､でも覚えとけよい
クレアに言われたからじゃない､俺がしたいと思ったからプロポーズするんだ､だからそう思わなかったらプロポーズはしない。分かったねい？」

ク「...断られるの怖いだけのくせに」

マ「あ？なんか言ったかよい？」

ク「なにもありません！」

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正直に言うと背を押された

こんなきっかけをくれたクレアには感謝だ

改めて意識をして､Aといると『幸せ』だと感じる事が多すぎて､頭を抱えてばかりだ

断れるとか､守りきれなかったらとか

それよりも､何よりもAが愛しい気持ちが溢れた

こんな年で､なんてあの時は思いもしなかったが

今はただ､あのときの自分とそのきっかけをくれたクレアに感謝するよい

サ「何柄にもなく緊張してんだよ」

マ「ほんとに会わせて貰えないなんてねい」

サ「まぁ、クレアはAに似て頑固だからなぁ」

マ「ったく､いらねぇとこばっかり似やがってねい」

サ「お、そろそろ姫さまのご登場だ＿＿＿」

ｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞｨｨｨ

＿＿＿ワァァァァ

＿＿＿A！おめでとう！！

＿＿＿綺麗だぜ！！！

騒ぎ立てる周りの音が一斉に消えた

俺の視界に､俺の世界に居たのは

『A』ただ1人だ

明らかにやり過ぎなフラワーシャワーで花まみれになりながら微笑むA

真っ白な肌をさらに強調するように着せられた真っ白なドレス

細い体の線がくっきりと映り､僅かにあしらわれたフリルが色気を誘う

肩より少し伸びた髪を綺麗に巻いて

薄く透けるベールから除く真っ赤なルージュや潤む瞳は今まで見た何よりも美しかった

「.......綺麗だよい」

本当に無意識に出た言葉

視界の端でオヤジやバカ共が笑っていた気がするが今はAだけを感じていたい＿＿＿