白ひげ長女は特攻隊長 IV【ONE PIECE】 (ページ15)

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165；君の心が知りたいページ15

『きゃ、、』

ひと通り片付いたし、天竜人は起きそうにないのでとりあえず簀巻きにして近くの海軍船がありそうな海域まで流すことにした。少しは､いやかなり懲りたハズだし大丈夫だろ。ついでに言うと海軍大将は来なかった。それもA達の奇襲が突然過ぎて連絡すらする暇も生き残りもいなかったからだ

しかしAが女､それもかなり美人だということは瞬く間に世界に広がることとなるはずだ

そんなことはさておき今の状況説明だ
エースはクレアの両親とガッチガチになりながら話しており､サッチはクレアと城のキッチンの大きさについて語っていた。Aはというと､1人部屋の隅で落ち込んでいた

『あぁ､オヤジがくれたドレス破ちゃった.......』

私物をあまり持たない､というか男として生きてきた為に出来るだけ物を減らし女物は買ってこなかったからオヤジのくれたドレスは数少ない私物のひとつだった。さらにはオヤジがくれたというプレミアつきだ、宝物なのだ

そんなAを後ろから抱きしめたのはマルコで冒頭の珍しく可愛らしい悲鳴に戻るのだ

『ん、マルコどうしたの？』

マ「.......」

『マルコ？』

何も話してくれないマルコに少しだけ不安になってきた｡顔も見えないし､身体を掴む腕に力が籠っていくのが分かる。マルコどうしたの、、？
そんなに酷いことを天竜人にされたの？アイツらならやりかねない､また守れなかったのかな

身体をぐるりと回転させてマルコの方を向いた､するとマルコはAの肩に頭をコツンと乗せた

悲しくてやるせなくて､泣かないマルコの代わりに沢山涙がでてきた

『マルコ､大丈夫、、じゃないよね｡ごめんね、遅くなってサッチ達と楽しくドレスなんて着て。本当にごめん。私が、、もっとはや、く。き、て..』

＿＿＿マルコにキスをされた

突然のことに驚いた､思わずあとず去ろうとしても私の頭はマルコの手に固定されておりミリ単位ですら動かない､

『ぁ、まっ、て！、、ま、』

慌てて口を離すと制止しようとしたか､割った口の隙間からマルコが入ってきた｡脳まで痺れそうないつもより激しくて優しいマルコのキス

『ん、っ、だめだっ、、て』

マ「はっぁ」

長い長いキスからやっと解放されたはいいものの腰のすっかり抜けた私はマルコに寄りかかるしかすべは無い

そっとAの頭を撫でながらマルコはぽつりぽつりと話し出した