白ひげ長女は特攻隊長 IV【ONE PIECE】 (ページ13)

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163；妖艶と色仕掛けは女の武器ページ13

Aの動揺と恐怖揺れる瞳が黒く光ったのを俺は見逃さなかった。

ｶﾂﾝｶﾂﾝｶﾂﾝｶﾂﾝ

エ「A､なにして、、」

歩き出した先は天竜人､アイツ一体何考えて。
Aはやつの前に立つとその肩にそっと触れた

兵「貴様っ！！」

天「好きにされてやるがえ～」

顔をニマニマとさせる肥えた豚は醜くて仕方がない

『ふふ､お優しいのですね』

天「お前気に入ったえ！！わしの妻にするえ！！」

『あら､私嫉妬深くてよ？あの子も妻なんて耐えられませんわ』

天「..しかし」

Aはその細く白い腕でそっと天竜人のシャボンを外した

天「な、なにを！！」

そして耳元に真っ赤なルージュの唇を近づけたのだ

『ミーシャより天国を見せて差し上げますわ？』

天「ｯｯ！！でも、、アレも気に入りだえ」

『私があんな小娘と同格と申しますの？お酷くありましてよ？』

天「ｯｯ！！分かった！分かったえ！！」

『まあとっても嬉しいですわ』

天「じゃあ、この首輪を！」

『待ってくださいまし？』

そう言うとAはあろうことか天竜人の膝の上に乗った､忘れていたが不死鳥はバタバタと暴れている
俺の隣では震えて泣き叫びそうなクレアをクレアの両親とエースが慰めている。Aのしたいことだいたいわかったぜ？なにせ兄ちゃんだもんな

『私､鳥が好きですの。特に青くて綺麗なこの子みたいなのが』

天「ほぉ！お前にやるえ！！」

『いえ、要らないですわ。その変わり空を飛ぶところが見とうございますの』

天「それは..」

『ね？お願いしますわ』

サ「ｯｯな！？」

エ「ｯｯ嘘だろ」

ク「ｯｯAさん」

『私のお願い聞いてくださいませんの？『旦那様』？』

天「き、きくえ！！」

Aはあろうことか天竜人に､それも自分の家族を殺した奴にキスをしたのだ
ただでさえ妖艶な色気を振りまくAだがもはや足までさらけ出し､とてもじゃないが堪らない。
売女のような仕草なのに､そうは見えさせない凛とした立ち振る舞いは彼女の気高さから来るものだろう
『美しい』ただそれだけだ

ｶﾞｼｬﾝ

檻が開けられ傷だらけの不死鳥がでてきた。脚にはまだ枷が残っている､Aは天竜人の膝から飛び降りると､ドレスの裾を翻しながら不死鳥を優しく抱きしめた

『.......ｯｯ痛かったね。ごめんね』

『もう大丈夫だよ』

『お迎えに来たよ､私の愛しい『旦那様』』

そして､枷を外すと同時に＿＿＿動き出した