白ひげ長女は特攻隊長【番外編】 (ページ29)

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モビーにサンタがやってきた！ページ29

例の如くマルコ､エースが幼児化しております

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『エース！！！マルコ！！走んな！！』

目の前に見えたのは冬島
小さくなったマルコとエースにとって雪は物珍しいものなのか上陸するや否やすぐに走り出してしまう始末だ＿＿

『ったく、ほんと滑って泣くのはお前らなんだからな！』

マ｢はーなーせ！！｣

エ｢なぁ！なぁ！あの白いの何だ！？？｣

やっとのことで捕まえた2人を両腕に抱き抱えてモビーへと足を進める、普段大人しいマルコでさえもここまで興奮してしまうのだから『雪』というのは驚くほど魅力的なものなのだろう

エ｢やだ！！なんでかえんだよー！！｣

マ｢おりる！！おりる！｣

『あと少し大人しくしてて、、だいたいそんな格好じゃ風邪ひくでしょ。コート着たらまた連れてくるから、ね？』

未だに膨れるエースと少し拗ねたようにして首元に頭を埋めるマルコ、ふわふわな金髪が頬にあたってくすぐったい

＿＿＿よっこいせっと

ク｢あ！おかえりなさい、Aさん｣

『ん、ただいま～捕獲完了したよー』

ク｢もう！勝手に出ていっちゃダメだって！｣

エ｢だって、、｣

ク｢だってじゃないの！｣

『ほーらマルコも怒られといで』

マ｢やだ、｣

クレアに向かっていくエースと私の背にひっついて離れないエースの手を引いて船内へ

『とりあえず、、コートとマフラーと手袋と、、』

ク｢あ！サッチ隊長！！エース達と遊んでくださいよ～！！｣

サ｢はぁ！？めんどくせえ、、｣

エ｢サッチあそんでくれんのか！！？｣

マ｢あそぶよい！！｣

サ｢ったく、、先に買い出しな｣

｢｢はーい！！｣｣

という事で5人で街に繰り出すことに＿＿＿

ぐんぐんとクレアの手を引くエースと私の手を握ったままキョロキョロと辺りを見回すマルコ

『エース、落ち着け、、って聞いてないね』

ク｢雪珍しいですもんね｣

サ｢あと街の雰囲気だろうな｣

『そうだな、何か変わった街なのか？』

この街はとても煌びやかだった
雪の絨毯はもちろんのこと､至る所に色とりどりの電球が並べられ､木や街を彩っていた

ク｢本で読んだことあります､確か、、、｣

サ｢クリスマス、だろ？｣

ク｢そう！それです！！｣

『ん、何それ？』

エ｢なんだなんだ！！？くりすみす？｣

マ｢ちがうよい、くりとマスのはなしだよい！｣

ク｢どっちも何か違うけど.......｣