白ひげ長女は特攻隊長【番外編】 (ページ25)

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続きページ25

サ｢お、家出娘が帰ってきたぞ～～｣

ﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀｯｯ＿＿＿

｢｢A/さん！！｣｣

『エース､クレア、、』

白｢随分短ぇ家出だったじゃぁねぇか、ちびすけ！｣

『ｯｯオヤジ＿＿』

サ｢オヤジが1番､早く迎えに行けってうるさかったじゃねぇか！｣

イ｢エースとクレアなんて泣いてしなァ｣

エ｢な、泣いてねぇ！！｣

ク｢そ、それより！！1番は.......｣

｢｢｢｢絶対マルコだ！！｣｣｣｣

甲板には皆が居た

家出なんて可愛いもんじゃない

本気で身勝手にも船を降りようとしたにも関わらず､私には支えてくれる。愛してくれる。

大好きな家族がこんなにも居た

腕の中で眠る小さな愛しい貴方にそっとキスをして
私は走り出した

＿＿＿ただいまｯｯ！

小さなマルコを抱えたままにオヤジを筆頭とする皆に抱きついた。

ある程度言葉を交わしたところでオヤジに腕の中のマルコごと抱き抱えられた

白｢お前は何があっても､俺の自慢の娘だ！｣

『ｯ､うん！』

大好きな暖かいオヤジの腕の中から皆を見た

泣いて喜ぶクレアにバカ騒ぐエースと絡まれるハルタ

クスクスと笑うイゾウとサッチに､優しく微笑み手を振ってくれるビスタ

他にもたっくさんの家族がそこには居たんだ

嬉しくて､たまらなくなって年甲斐もなく

泣いた。頬を伝う涙が＿＿＿腕の中で眠るマルコに落ちた

と同時に皆が一斉に笑った

太陽よりも､どんな宝石よりも綺麗で明るくて

大好きな『笑顔』

｢｢｢｢｢Aおかえり！！！｣｣｣｣｣

『ただいま！！！』

眠そうに目を擦るマルコをオヤジに預け

皆と抱き合った。

こうまでしないと家族の大事さを実感できなかった

私は大馬鹿者だ

けれどそれが家族だ

『あーわりぃ』

エ｢ったく！心配したんだぞ！！｣

ク｢そうですよ！！｣

『だーから！悪かったって！！』

エ｢.......今回だけだからな！｣

｢次したら、、思いつかない｣

『｢ぷッ、んだよそれ！！！｣』

たった半日だったが､ふたりと話すのがだいぶ久々のように感じた

可愛い弟と妹に囲まれて幸せだった