白ひげ長女は特攻隊長【番外編】 (ページ19)

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続きページ19

＿＿＿お前なんてこの船には要らない

そんなの言われなくても分かってる。
分かってるよ､でも家族。じゃなかったのかよ､
言うことは聞かない。戦闘はする､挙句の果てに『女』だ、これは変えられない事実で私の背負うべきもの。

『このくそパイン.......』

何本空けたか分からない酒が程よく回ってきた頃､いつの間にか怒りよりも後悔が溢れてきた

＿＿＿長男だからって何でも許されると思うなよ

私は1番言ってはいけないことを口走った
マルコがどんな思いで長男をして､どんな思いで毎日頑張っているのか、1番理解してるのは自分だったはずなのに.......

俺なんかが長男でいいのかって、
みんなの長男になれるようにって
何より誰より努力して､毎日寝る間も惜しんで家族の為に働いて.......それなのに私は、、、

『.......取り返しつかないわ。』

ﾄﾝﾄﾝ

エ「大丈夫か～、、って」

ク「.......！！飲みすぎです！！」

『あ、くれぁぁ～。私どうしよ、、船降りるべきかな。降りるべきだよね、、』

エ「ったく！クレアから離れろ、酔っ払い！」

ク「船降りるなんて馬鹿な事言ってないで､ほら謝りに行きましょ？」

『絶対無理だ、、次会ったら本気の殺意向けられる。そんなの耐えられない.......』

ク.エ(.......何この可愛い生き物)

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

「はぁ、、言い過ぎたよい」

サ「ほんっとそうだよ。何してんだお前」

「ついカッとなったんだよい」

サ「んな歳でもねぇのになぁ！」

「久々にねい？」

イ「まぁいいじゃねえか」

サ「あ、何がだ？」

イ「俺ァ初めて見たぜ？マルコがオヤジ以外にあそこまで執着してんの。人間らしくなってきたじゃねえか」

サ「まぁそれはそうだけど.......」

「はぁ.......どうするかねい」

サ「ったくそろそろ飲むのやめろ」

「はぁ.......」

サ「この船には要らないって専ら嘘だしなぁ。」

イ「居なくなって1番困んのはどう考えてもお前さんだ」

「＿＿＿分かってるよい」

サ「あいつめちゃくちゃショック受けてたし､船降りるかもな？」

イ「無駄に男気溢れるからな､決めたら即行動するだろうな」

「ｯｯ！！くそが、、、」

サ「ここまで言っても謝る気ねぇのかよ」

イ「聞いて呆れるぞ1番隊隊長～」

「あいつに拒絶されたら､俺は立ち直れる気がしねえんだよい」

サ(.....まじか)

イ(だいぶこじらせてんな)