2；どこぞの異国に不法入国 ページ2
『さっむ！！馬鹿じゃないの』
いつの間にか寝ていたようでこの時期の海風は寒すぎる､有り得んわ｡早く電車で帰らないと親も気にするし何よりスマホに溜まる塾からの鬼電が恐ろしい
『よいしょっと。砂浜歩きづらすぎ』
ローファーに砂が入るし､ちびを誤魔化す為のヒールは砂にズブズブと沈んでいく｡全部憂鬱だ、何より真っ暗過ぎない？
『とりま電車調べ.......は？』
＿＿＿電波がない？
『いやいや天下のdocomoよ？何処でも繋がる優れものだっていうか.......待ってここどこ』
眠る前に見た小さな海の家もバスも電車もなくて辺りは一面山なのだ。
『いや、まじでふざけんな。』
とりあえず山をぬけて.......聞こえてない聞こえてない｡なんかやばそうな獣の声が大量に聞こえたなんて嘘だ悪夢だ、仕方なしに今夜はてかもうそろ日が昇るだろ｡大きな岩で風を防いで寝ることにした
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
『うわ、無駄に綺麗だ。ムカつくわ』
上がってきた太陽とキラキラとする海面
それと同時に明るくなったことで改めて知らされるこの場所｡いやマジでどこだよ、なんでだよ
『しかもあっつ.......』
仕方なしに後輩にやるつもりだった夏服に腕を通した｡田舎あるある､セーラームーンかよ具合なセーラー服のスカートをとりあえず曲げて着こなした
『なんか棒ないかな.......これでいっか』
硬そうな身長ほどの長さの棒をゲットした､これは護身用｡だって危ないじゃん？獣しかいなさそうな山しかないんだし.......とりあえずまぁレッツゴー
『んだよこれ、！サイズがバカだわ！』
さっきから襲いくる獣は規格外もいいところだ
自分の3倍はありそうなうさぎなんて初めて見たぞこらぁぁ！まぁ戦えるわけもなく走るしかない.......けれど走るのは痛いのよりも嫌いなんだ。
『ぜぇ、、ぜぇ、これでも喧嘩は強い方なんだよ！』
走るのだるいから一気にヤツの足ぶん殴ってやった｡あ、小指痛いよね。凄くわかるわ〜ってことでじゃあね
『やっと.......山終わった.......』
目の前には民家？なんか村？
ついでに言うと看板が全部英語.......なのに読める！
『は？ちょちょっと待て！今すぐ戻る！今すぐ帰ってセンター受けるわ！』
そうなのだ､英語以外の偏差値、実は55からいいのは65までなのに英語だけは偏差値30とかいうどこぞの奇跡を起こしているわけで普段なら読めるはずもないのに読めている...今なら志望校受かる！！
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たてわき - 更新楽しみです、待ってます！ (12月12日 14時) (
レス) @page45 id: c9b27d8eb7 (このIDを非表示/違反報告)
蕾衣(プロフ) - （〃✶ ▽ ✶〃)ー！むっちゃ面白いです！こう言う船長になる系ないから！すっごく面白かったです！ (9月5日 14時) (レス) @page45 id: e03c0f2602 (このIDを非表示/違反報告)
わかば - 凄く面白いです！！！ (8月17日 9時) (レス) @page44 id: 89497d816a (このIDを非表示/違反報告)
natywq(プロフ) - めっちゃいい！続き待ってます！！ (7月1日 3時) (レス) id: 38e111a7c7 (このIDを非表示/違反報告)
ミチルンルン(プロフ) - (」’ω’)」ｵｫｵｫｵ!!!ｳｳｩｩｱｱｫｵ!!!!!!!!!更新待ってました！！私もォ！！！！！！大好き!!!!!///👁Θ👁///ﾌﾞﾁｭ❤︎ (2023年4月16日 11時) (レス) @page44 id: 107ef6d634 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れんこん | 作成日時：2019年11月2日 13時
