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ｶﾗﾝｺﾛﾝ
「マスター！いつものお願い」
マスターとは"ブルーノ"のことだ
情報屋の時以外にその名を読んではいけない
まぁ逆に言うとその名を知るものはそっちにしか
用はない人達だろう
いつものカウンター席に座ってお気に入りのカクテルを飲む
うるさい大衆飲み屋だがマスターの作る特製カクテルはどこに負けない美味しさだ
「今回はどうだった？」
「今回もだめだったぁ。
後から"あれ"頼んでもいい？」
「あぁ。"新しいの"来てたぞ」
「ほんと！！よかったぁ」
「じゃあちょっとお前のために買い物行くから待っとけよ、どうせ晩飯まだだろ？」
「ほーい！」
マスターは居なくなるけどまぁいいだろう
どうせここには酔っ払いしかいないのだ
マスターがいた所で食事をするやつなんていはしないのだ
だがしかし
今日の客は些か面倒な奴が多かったらしい
先程から視線を感じるなぁとは思って居たが
マスターが居なくなった途端息を飲む音が聞こえてきた
そしてまもなく
男達がAを囲んでしまった
「姉ちゃんいい体してんなぁ？ゲハハ」
「俺らと1晩いいだろ？」
「なぁ？早く連れていこうぜ」
背中や肩を触るいやらしい手つきに込み上げてくる吐き気をこらえることで必死だ
ぎもぢわるい
能力を使ってしまいたいがここは"ブルーノ"の本拠地だ
いくら仲がいいとはいえども彼の本職は情報屋だ
ここで彼が見聞きしたことは全て"商品"となることだろう
Aの情報を欲しがるやつなど皆無だろうがもしいたとするとすぐに流れてしまうことになる
それは勘弁して欲しかった
となるとどうやってここを切り抜けるべきか.......
ｶﾗﾝｺﾛﾝ
「なんだぁ。あー。ったく。
嫌がってんのもわかんねぇのか？」
「あァ？なんだてめぇ!!!」
「お前に関係ねぇだろ!!」
私は前を見ているので分からないがその人はゆっくりとこちらに近づいてくるようだった
騒ぎ立てる男達が武器を取り出しその男に襲いかかった
次の瞬間
Aの吐いた息は.......凍った
あまりの寒さにブルっと身体が震え咄嗟に後ろを振り返ったAは恐ろしい光景に椅子から崩れ落ちた
先程までAにしつこく絡んでいた男達が
全員"凍りついていた"
Aの脳裏に一筋の光景が浮かんできた
『生きろ!!!A！』
『やだ！死なないでサウロ!!!』
あの日サウロは
雪も降らない季節のオハラで
＿＿＿"凍りついて" 死んだのだ
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れんこん(プロフ) - ユウさん» ありがとうございます!!!続編も頑張ってまいります〜！ (2019年9月23日 12時) (
レス) id: 14f134c39b (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 続編おめでとうございます！ルフィ達と仲間になって、恋も冒険もこれからどうなっていくか楽しみです！これからも頑張ってください！！ (2019年9月22日 22時) (レス) id: ed90e02b61 (このIDを非表示/違反報告)
れんこん(プロフ) - ロキさん» ありがとうございます、 『サウザンドサニー号』に修正致しました (2019年9月22日 16時) (レス) id: 14f134c39b (このIDを非表示/違反報告)
ロキ - サニー号の名前がサウザンサニーになってます (2019年9月22日 15時) (レス) id: 1e15c62fde (このIDを非表示/違反報告)
れんこん(プロフ) - ぴのさん» よかったです！お読み頂きありがとうございます！ (2019年9月22日 10時) (レス) id: 14f134c39b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れんこん | 作成日時：2019年9月15日 16時
