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『おはよう諸君。
今日の任務は市民の命を守ることだ、何があってもどんなことがあっても、第一優先するように。また、第5部隊は本日別行動、戦闘は極力避け、市民の安全を確保すること。他は私と共に行動する、以上』
「「「おう！！」」」
だからはいって返事しなさいよ。
昨夜のでんでん虫からの情報によると今日海賊が来るとの連絡、だがあえて海軍のいる日に来るとは相当舐められたもんだな。
『はぁ、海賊に転職したい』
「何言ってんすか、あんたの正義だから、みんな着いていくんだぜ」
『規則の上で頭使うのって大変なのよ』
武器の手入れをきちんとしておく、今日はお前の出番だよ。
「大佐、西の入江から海賊が！子どもが人質に取られ市民の殆どが捕まったようです」
『あちゃあ、東じゃなかったか。第五部隊はただちに残りの市民の避難、他は武装して私に続け』
「やってやるぜ〜！！」
「やっと実力発揮だ〜！」
『…人の命が懸かってるんだ、興奮するのはいいが羽目を外すな』
一様に息を呑む様子が伺える、コーディーもAの変わりように驚いたようだった。
西の入江に着くと80ばかりの海賊が市民を人質に待ち構えているようだった。
『下衆な海賊共に要求する、人質を解放しろ。そちらの要求は』
「全員武器を捨てて縄にかけられろ」
『分かった、全隊装備解除』
ーは、そんな！
ーそれじゃあ俺達は！
ー大佐！！！
『人の命が1番だ、早く捨てろ』
そういうとAは真っ先に武器を捨てた。
「よし、じゃあまずはお前だ」
『ではまず、解放しろ』
Aが縄で縛られると他の隊員もしぶしぶ武器を捨て始めた、そこで市民も1人また1人と解放される、Aはあの少年に森へ部隊が待っていることを伝えると降参した。
「あ、んだテメェ？お前の仲間や上司が死んだっていいってのか？」
最後に落ちていた銃を拾って海賊に手を向けたのは…コーディーだった。
「今俺たちが捕まったらどうせあいつらを殺す気だろう、なら俺がお前を殺す」
『待てコーディー』
コーディーが一瞬こちらを向いた隙に敵のリボルバーが引かれた。
咄嗟に縛られたままのAはコーディーを庇うように前に出た。コーディーは酷く動揺する。しかしそれとは裏腹に撃たれた箇所を押さえながらも、凛とした声が響き渡った
『全員縄から抜けろ、人民の命を第一優先。お前らの背中は私が守る、行け！！』
「「「はい！」」」
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れんこん(プロフ) - ひいらぎ。さん» だいぶ時間が経ってしまいました、いつかひいらぎ様にまたこの作品の続きがお届けできればいいなと思います。いつか何かしらの形で本として出したいなと思っております。その時にはお手元にお渡しできたら幸いです。いつもありがとうございます。 (9月1日 18時) (
レス) id: 3b1d05a6f0 (このIDを非表示/違反報告)
ひいらぎ。(プロフ) - お忙しいとは思いますが、何卒、体調等気をつけていただき、頑張って下さい!!いつまでも応援しております。 (2022年8月24日 18時) (レス) id: 200772b62a (このIDを非表示/違反報告)
ひいらぎ。(プロフ) - れんこんさん、お久しぶりです！久しぶりに覗いて見たら、更新されているではないですか！(泣)…ふとした時、れんこんさんの海賊皇女シリーズを読みふけりたい時があって、最初から泣きながら読み返しております。。(続く) (2022年8月24日 18時) (レス) id: 200772b62a (このIDを非表示/違反報告)
れんこん(プロフ) - ひいらぎ。さん» ひいらぎ。様、本当にありがとうございます泣。私が初めて作った物語にそのように言って頂けてとても嬉しいです。完結できるように頑張りたいと思います。見守って頂ければ幸いです！ (2021年8月11日 21時) (レス) id: 3b1d05a6f0 (このIDを非表示/違反報告)
ひいらぎ。(プロフ) - 本当に、本当にありがとうございます。ここまでのめり込んだ物語は、冒険は無いです。感情移入どころの話ではないです。また最初から読み返してきますね！笑 (2021年8月9日 1時) (レス) id: 2b4ebc8961 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れんこん | 作成日時：2019年10月7日 21時
