生まれ変わらなくてもいいと思えるくらい(Tcjy) ページ8
よくある体調不良ネタ
受けが一言も喋らない小説は書けるのだろうかと
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じぇいside
汗をかく麦茶のコップを指先でなぞる。
ぼうっとして働かない頭を懸命に使いパソコンのスイッチを入れた。
暑い。 冷たい飲み物に、クーラーもかけているのに、酷く暑い。
不規則なタイプ音が鈍く作業部屋に響く。 時折前髪を風が揺らす他は、何も動きがない空間である。 麦茶を口に運ぶが、すでにそれは温くなってしまっていた。 防音に拘っているので尚更らしい。 この動画の編集が終わったら息抜きに…何をしよう。 外の方がかえって気温が高いだろうから…。
ああ、だめだ、ここまま作業し続けては。暑さにやられてしまう。
でも動かない、あまりにも身体中の力が奪われているようで、
「あ、」
くら、と視界が歪んで色が飛んだ。 拙い、と足に力を入れるも呆気なく床に倒れ込んでしまった。
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何時間経ったのだろうか。 倒れたことも、その音を聞いてたくとさんが駆けつけてくれたことも覚えている。
どうやら熱中症らしい。 室内だからといって油断したのが良くなかった。
枕元にはしっかりと水と薬が置いてある。
けれど起き上がる気にはなれず、ただぼんやりと天井を見ているだけ。
緩やかに時が流れて、もう夕日がカーテンを染めていた。
幾分か体調はマシになったがまだ気持ち悪さが残っている。
不意に足音が聞こえて、後ろにある扉が開けられた。
「じぇいさん...！ 起きたんですね」
よかった、と安堵の声を漏らす彼に、そっと縋ってみる。 優しげな手つきで、そっと。 肩を抱かれる、うん、堪らなく落ち着いてしまう。
「体調は酷くないですか？」
たくとさんの問に頷き、更に距離を縮めると、また力が強まった。
無理しないで、って声が耳に落とされる。
はあ、本当に不思議なものだ。 たくとさんが側に居るだけで、直ぐに体調なんて治ってしまう、と思える。
額に優しく口付けられて、それからもう一度眠りに落ちた。
fin.
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るーふぇ(プロフ) - Phoさん» Phoさんこちらこそコメントありがとうございます！ 彼らの関係性が凄く大好きなのでそう言って頂けて嬉しいです(⋆ᴗ͈ˬᴗ͈)” (8月20日 12時) (
レス) id: 5e0311a269 (このIDを非表示/違反報告)
Pho(プロフ) - attakat,ずっと探し続けていたので、こうやって素晴らしい作品を生み出してくださることに感謝です…！戦隊が別れても感じられる絆を的確に表現して下さりありがとうございます！ (8月17日 11時) (レス) id: 84a66700a1 (このIDを非表示/違反報告)
るーふぇ(プロフ) - 成瀬 初さん» コメントありがとうございます！ 色々尊いコンビがあって最高ですよね...！！ (2022年10月21日 23時) (レス) id: 5e0311a269 (このIDを非表示/違反報告)
成瀬 初(プロフ) - え、はめどりコンビとあったかコンビとはめさソコンビに萌えました！ (2022年10月21日 5時) (レス) @page20 id: bc106b5b68 (このIDを非表示/違反報告)
るーふぇ(プロフ) - 八木さん» コメントありがとうございます...！！ この2人のやり取り、本当に可愛いですよね！ 応援の言葉、とっても嬉しいです！まだまだ書きたいネタが沢山あるので、のんびりですが更新していきます！ (2021年12月13日 12時) (レス) id: e844e05c4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るーふぇ | 作成日時：2021年4月20日 11時
