水泡と果て(Prrr) ページ7
少し弱めのrrさんが出てきます。
解釈違いの方は⏎推奨です。
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Rr side
疲れた体を湯船に沈めたものの、今度は出るのが億劫になってしまった。
ふわりと入浴剤が香るお風呂場で、夜の静けさに寂寥が募った。
今日はこの家には僕1人しか居ない。 それがこんなにも慣れなくて、心の余裕が無くなっていくものだなんて知らなかった、どうしよう。
早く、帰ってきてよ、なんて。
そんなの子供じみている、言えるわけが無いのだ。
ふらりと身体を起こす。 浴槽の縁に寄りかかって、一息、髪から水が滴り落ちてきて不快だ。
水気が無くなった髪に、意味もなく指を通す。まだほとぼりが冷めない、けれどももう限界まで瞼が落ちてきている。もう寝てしまおうか、でも。 朝起きても彼がそばにいなかったら。
はあ、こんなに僕は弱い人間なのか...？
また少し立ち上がって、布団にうつ伏せに、半ば倒れるように寝転がる。 もふ、と周りの布をよせ、息を吸い込む。
「僕は多分...」
あなたが思うような人じゃないかも。
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意識の浮上、と共に体勢に違和感を覚える。
昨日は確か...ベッドに伏せたままのはず。 しかし丁寧にタオルケットと布団がかけられており、そして何よりも隣で人が寝ていた、そう。
ずっと触れたかった、し、見たかったその人が。
いつもは何も言わず僕の部屋に入って、しかも勝手にベッドで眠るなんて有り得ないのに。
なのにどうして、こうも彼は、機微に目敏いのか。
「ずるいなあ...」
困った、これはとっても一大事で。 たったこれだけの事なのに、つい数時間前まで感じ続けていた、あの虚構は綺麗に無くなっている。
「んぁ...れれ...い...さん？」
ほんの僅かに、プリコさんの目が開いて、こちらに向き直った。 大きな腕を回される。
僕の名前呼ぶ声が耳を擽った。
「おはよ、」
堪らなく好きな、低くてかっこいい声。
どうしよう、か。 一瞬で満たされてしまう。
こんなの、僕は知らなかった。
「プリコさん、おはよう」
本当に、一人では何も出来ないくらいに。
fin.
生まれ変わらなくてもいいと思えるくらい(Tcjy)→←冗談だと思ってるでしょう？(Iwtc リク作品)
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るーふぇ(プロフ) - Phoさん» Phoさんこちらこそコメントありがとうございます！ 彼らの関係性が凄く大好きなのでそう言って頂けて嬉しいです(⋆ᴗ͈ˬᴗ͈)” (8月20日 12時) (
レス) id: 5e0311a269 (このIDを非表示/違反報告)
Pho(プロフ) - attakat,ずっと探し続けていたので、こうやって素晴らしい作品を生み出してくださることに感謝です…！戦隊が別れても感じられる絆を的確に表現して下さりありがとうございます！ (8月17日 11時) (レス) id: 84a66700a1 (このIDを非表示/違反報告)
るーふぇ(プロフ) - 成瀬 初さん» コメントありがとうございます！ 色々尊いコンビがあって最高ですよね...！！ (2022年10月21日 23時) (レス) id: 5e0311a269 (このIDを非表示/違反報告)
成瀬 初(プロフ) - え、はめどりコンビとあったかコンビとはめさソコンビに萌えました！ (2022年10月21日 5時) (レス) @page20 id: bc106b5b68 (このIDを非表示/違反報告)
るーふぇ(プロフ) - 八木さん» コメントありがとうございます...！！ この2人のやり取り、本当に可愛いですよね！ 応援の言葉、とっても嬉しいです！まだまだ書きたいネタが沢山あるので、のんびりですが更新していきます！ (2021年12月13日 12時) (レス) id: e844e05c4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るーふぇ | 作成日時：2021年4月20日 11時
