俺らを置いて逝くな… 2 （橙） (ページ1)

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忠義side

今日の、まるちゃんな？
めっちゃ、可愛いねん。

丸「おぉくらぁ、のど乾いたぁー。
なんか、ちょーだいー！」

忠「はい、お茶。」

丸「ありがとう^ ^」

かわええなぁ…
横山くん、ニヤニヤしすぎやろ笑
でも、わかるわ。

丸『ｺﾞｸｯ..ｺﾞｸｯ... ｺﾞﾎｯ!! ｺﾞﾎｯ!!』

横「大丈夫か？」

丸「…っん！く…しっ… ｺﾞﾎｯ!!」

忠「桶持って来たでー？
苦しかったら、吐いてもええよー？」

丸「やっ… 見られたないっ…」

横「見いへんよー
あっち向いてるからなー、吐いてもええよ。」

丸「おえっ… ｸﾞｽｯ...」

忠「終わったかー？」

丸「おんっ…ｸﾞｽｯ...」

まるちゃん、泣いてもうた。
可哀想に…

横「片付けとくなー」

忠「おん、ありがとう」

まるちゃん、大丈夫か…？

丸「おおくら… ごめんなっ…
吐いてるやつの近くにいるの嫌やったろ…」

忠「大丈夫やで^ ^
まるちゃんは、何にも考えんでええんよ？」

丸「ありがとう…」

この後、まるちゃんの体調が良くなることは無かった。
あの時は、お茶を勢いよく飲みすぎたって思ってたけど、
そうやないってことが分かった。
辛いんやなって。

無理させてたんかなって思ったら、
見舞い来ない方がええんかな…って思った。

でも、まるちゃんの誕生日の時は、
寂しいって言ってた気がする…

俺は、これからも見舞いに行く。
まるちゃんが、話せなくなったとしても。

だって、大切やから。
なくなっちゃいけないものやから。

大好きやから。