漆黒の図書館 (ページ4)

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Happy Merry Christmas ページ4

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R side
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ほんまごめん！！！
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そう言う俺の声が部屋に響く
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紫)大丈夫だよ笑そんな謝らないで？？急に仕事が入っちゃうのは仕方ない事だしさ？俺なんか前､当日にドタキャンしちゃったし...ね？
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廉)でも......クリスマスやで....
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そう｡明日はクリスマスで､俺も紫耀もどっちもオフで付き合って初めてしっかりとしたクリスマス過ごせるね！なんて話してたのに､いきなり明日仕事が入ってしまったのだ
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紫)大丈夫だって！ね？夕方までなんでしょ？？そこからでも十分時間はあるよ
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シュンとなって､どうしようも無い俺に優しく言葉を掛けてくれる紫耀に涙がでそうになる
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廉)頑張って早く終わらす.......待っててな？？
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紫)うん。待ってるよ
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S side
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廉)じゃあ行ってくるな....？？
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昨日あれほど大丈夫だよって言ったのに､やっぱり悲しそうな顔をして玄関にいる廉
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紫)うん。頑張ってね
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目に申し訳ないという色を浮かべながらこっちを見ている廉を抱き寄せて､おでこにキスをする
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紫)待ってるから､気をつけてね
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少し､顔を赤らめながら『もうっ！』と言って、ぽかぽかと胸をたたいてくる
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廉)じゃあ､今度こそ行ってきます...
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紫)はーい｡いってらっしゃい
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名残惜しそうにこっちを見ながら扉を閉めるもんだから､また抱きしめたくなる気持ちを抑えながら手を振る
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＿＿ｶﾞﾁｬﾝ
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しっかりとドアが閉まる音がしたのを確認したら､まだ何もしていない家事に取り掛かる
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ちらりと見た時計が指していたのは10時
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今日は、俺にとって大事な事が残っているのだ｡その為の準備に取り掛かるためにも､2時くらいまでには色々終わらせたいなぁーなんて思いながら､部屋の中に足を進める

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