13.もしかして ページ15
優希side
授業が始まる直前、Aがどこかに行こうとしたのを見ておもわず引き止めてしまった。
反射的な行動だったので、自分でも驚いたくらいだ。
『授業、一緒にうけない?』
ノートに書かれた俺の文字を見て、Aは了承してくれた。
すごく嬉しくておもわず笑みがこぼれると、Aがかすかに笑った気がした。本人はわかってないかもしれないけど、その顔は反則。
あれ?俺、もしかしてもしかする?
ドキン、ドキン、となっている心臓の音がやけにうるさく聞こえる。
Aにあってまだ一日もたっていないのに?
横を見てみると、教壇にたっている先生の話を真剣にきくAの横顔が見えた。
いつもすごくつまらない話ばかりしている先生を真剣に見つめているAを見ていると、なにか特別な話をしているような錯覚に陥る。
Aの顔はやっぱりすごく整っていて、頬が熱くなっていく。
ふと、視線があうとAは首をかしげる。
本日二回目。俺は少し慌ててしまう。すると、
「じゃあここの問題を、優希!解いてみろ」
優希「え、はい!?」
いきなりあてられ、さらに慌てる。
全く話を聞いていなかった。教科書に目をうつしてみるが、それでわかるはずもなく。
すると、耳元であの透き通った声が。
あ「X=5」
優希「あ…X=5です」
「よし正解、この問題は…」
ちらっとAを見て、口パクで『ありがとう』という。
すると、Aは軽く微笑んでくれた。
やっぱり俺はAがすき……、いや最初あったときに一目ぼれしたみたいだ。
56人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アヤミ - 更新頑張って下さいね(^^)私は新中1で結構大変なんで、、。待ってます。 (2015年4月8日 16時) (レス) id: 8a8aba3780 (このIDを非表示/違反報告)
あんな - 更新おっそーいw (2015年3月31日 21時) (レス) id: 6dfec1a3b9 (このIDを非表示/違反報告)
憐(プロフ) - 銀サンタさん» ありがとうございますっっ!!!がんばります!! (2014年12月26日 11時) (レス) id: 769f4d6595 (このIDを非表示/違反報告)
銀サンタ - すっっっっっっっっっごいおもしろいです!更新がんばってください!さきがきになるんですよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!! (2014年12月26日 8時) (レス) id: 65b2f29c6c (このIDを非表示/違反報告)
憐(プロフ) - まみ♪さん» ありがとうございますっ!がんばります! (2014年12月23日 22時) (レス) id: 769f4d6595 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:憐 | 作成日時:2014年12月20日 15時