story.97 ページ10
優斗「はい、じゃあ次ー！王様だーれだ！」
くじをひいてみるが、残念ながら王様ではない。ちっ、健太くんはお持ち帰りできなかったか。
怜「んー、じゃあ……1番と2番がポッキーゲーム」
おお、意外とこわいこと言うのねー。男同士だったら……おっと鳥肌が。
蓮「俺、1番」
まじかー、さてさて2番はだーれ？
そういえば私の番号確認してなかった。
すっとくじに視線を落とすと……
見事に『2』という文字が書かれている。
あ「……わ、私はちょっと勉強にもどろーかなははははは」
怜「Aが2番なのね、わかったわかった」
あ「そうだよ!!でもそれがなにか!?まず、うちにポッキーなんて……」
私のセリフはあるものによってさえぎられた。
そう、怜が静かにテーブルにおいたポッキーによって。
私はそれでもあきらめまいと、誰か助けてくれる人を探す。
あ「優斗先輩!?これはまずいですよね!?」
優斗「まー確かにまずいけど……。焦ってるAかわいいからこのままということで」
語尾に☆がつきそうな勢いで言う優斗先輩、まったく役に立たない。
あ「健太くんは!?止めてくれないの!?」
健太「俺もA先輩のあせってるとこ見てたいですから」
あああ今だけ健太くんの笑顔が黒く見える!!
蓮は……あ、もうポッキーくわえてる!?
蓮「チョコのほうはもらった」
あ「は、私もチョコのほうがよかった!!
じゃなくて、蓮はいいの?!」
蓮はきょとんとした顔で私を見つめてくる。
怜「折ったら罰ゲームね」
怜がとてつもなく黒い。こわい。
もうだめだもう逆らえない。
私は観念して蓮のまえに座り、蓮のくわえているポッキーをくわえる。
あああすでに近い!!!
と思っている間に蓮はポリポリとポッキーをかじっている。
ポッキーゲームってこんなに緊張するものだっけ!?
と、とにかく私も食べないと。
カリっとかじってみるが……
ああああ近い近い近いいいいい!!
私はついに緊張に負け、ポッキーをおってしまった。
あ「はあ……はあ……もう、無理」
いまだドキドキとなりつづける心臓をおさえ顔を上げると、
怜「おったから、罰ゲームね」
そのときの怜の黒い笑顔は一生忘れない。
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のん - 王様ゲームぜひともまた書いてください!!!おちは同級生か、年下の子がいいです## (2016年5月16日 18時) (
レス) id: d82c7e00f9 (このIDを非表示/違反報告)
なな - 先輩がいいです！ (2016年2月29日 22時) (レス) id: ce8849c6f1 (このIDを非表示/違反報告)
ひなた様 - 私は、2がいいかな？私も、みぃさんと一緒で最後に全員のエンドか見たいです!!(´Δ｀)/ (2015年4月19日 14時) (携帯から) (レス) id: a4f004b653 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - みぃは1がいいです！この作品も他の全員のエンドをみたいです！ (2014年12月23日 16時) (レス) id: 59146efa58 (このIDを非表示/違反報告)
花 - 2がいいです (2014年9月3日 22時) (レス) id: 571433bbb7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：憐 | 作成日時：2014年7月23日 14時
