ドSな先輩、クールな同級生、天然な後輩、ワガママな幼なじみ。3【名前変換オリジナル】

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それでは勉強タイム、ということで私は今健太くんの勉強を見ている。



蓮のほうはとりあえず怜がなんとかしてくれるみたい。



蓮は全然納得いかないって顔してたけど、まあいいや。



健太くんは、それほど頭が悪いというわけではなさそう。



ちょっとした応用問題につまづく程度なのでなんとかなりそうだ、安心安心。



私も自分の勉強を進めていると、


あ「……ん？これどうやるんだっけ」


怜を見てみると、すごく熱心に蓮の勉強を見てくれている。先生みたいだな。



とりあえず、怜に聞くのは無理そう。ということは……



あ「優斗先輩、ちょっといいですか？」


優斗「ん？どうした？抱きしめてほしいって?!よーし、こい！」



そう言ってばっと手を広げる先輩。うわあ……


あ「……やっぱいいです自分でやるんで」


優斗「冗談だって！それで、なに？わかんないとこでもある？」



おお。今回はあたりだ。


あ「はい。この応用問題が分からなくって」


私が問題を指差すと、先輩はシャーペンをとって丁寧に教えてくれた。


なんか、意外と字きれいだしわかりやすいし。というかなぜか顔が近い。



そんなどうでもいいことに意識を奪われていると先輩がちらりとこっちをみた。近い。


優斗「……聞いてた？」


あ「もちろんばっちりと聞いてましたありがとうございました」


優斗「なんでそんな棒読みなんだよ」



まあ、説明は聞いてなかったとしても先輩が残してくれたメモがあればきっと楽勝だね。


あ「というか先輩って、けっこう頭いいんですね」



優斗「あれ、俺馬鹿だと思われてた？心外だなあ！」


ドヤ顔で返されたので無視しよう。

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