ドSな先輩、クールな同級生、天然な後輩、ワガママな幼なじみ。2【名前変換オリジナル】

story.47 ページ6

数日後。



私は学校に行く準備をしながら、先日つけられたキスマークを鏡にうつして見ていた。



だいぶ赤みもとれて、ほとんど目立たなくなっている。



…が、あの時はとんだ仕打ちを受けたものだ。


キスマークの意味を教えてもらいに行っただけなのに、まさかあんな…ねえ？



その後支度をすべて終えたところで家のチャイムがなる。



私は荷物を手に取り、玄関のドアをあける。



怜「おはよう、A」


あ「おはよ!!」



約束をした日からは、怜と一緒に登校している。


やっぱ一人で登校するより楽しいね!!



怜「あ、Aさ、明日と明後日はひま？」


明日と明後日…つまり、土曜日と日曜日。


あ「うん、ひまだけど…どうして？」



怜「実はさ、二日間僕と蓮と健太、それから優斗先輩と遊びに行くんだよね。


それで、Aも誘ってみようってことになって」



なぜそこで私を誘うってことになるんだ!?


少し疑問はあったけど、遊びに行くっていうのはおもしろそう！



あ「そうなんだ！ちなみに、どこにいくの？」


怜「定番だけど、土曜日は水族館、日曜日は遊園地に行く予定」



定番上等!!どちらも私の大好きな遊び場所だ。



ああいうにぎやかというかなんというか…そういう雰囲気も好き。



あ「そっか!!私も行く！」


怜「わかった、ほかの3人に伝えておくね」



あ、また怜笑った。


最近少しだけ表情が柔らかくなった気がするなあ。



あ「そういえば、最初は4人で行く予定だったんだよね？私とか、邪魔じゃない？」



4人がそんなに遊びまくるとは意外だったけど、私の知らないところで交流し合ってるかもだしね。


怜「いやいや、むしろ大歓迎だよ。邪魔だったら、最初から誘わないって」



あら、そうですか。それなら私も楽しませてもらおっと！



明日と明後日が楽しみ!!

story.48→←story.46

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す