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story.84 ページ43

調理場面、割愛。



いやだって……しょうがないじゃん!!




あ「はい、ということで無事完成でーす!ぱちぱちー!!」



若干蓮に冷たい目で見られている気がしたけど、私は何も見ていない。



冷蔵庫から完成品を取り出すと、優が歓声を上げた。



優「うわっ、これすごい!!めっちゃきれい!!」



そう、このプリン実は三段構造になっているのです!



あ「でしょでしょー、ほめてほめてー」



そんな私の言葉は無視され、優はすっかりプリンに夢中。



蓮「これ、なにでできてんの?」



子供みたいに目を輝かせながらつぶやく蓮。ふふふ、この私がお答えしてあげましょう!



あ「一番上が、オレンジ味のゼリー。二段目がミルクプリンで、一番下が水羊羹!!


てか蓮、材料見てなかったの?」



蓮「いや、なんか……うん」



はぐらかしたなこの野郎。



あ「まあ前置きはこのくらいにして食べよう、ほら早く!!」



蓮「子供かよ」



あ「そんな目を輝かせてるやつに言われたくないわ」



そんな私と蓮の会話をほほえましく見ながら優はすでにプリンを口に運んでいた。



優「うわ、なにこれめっちゃおいしい!!」


喜んでくれて何よりです。



怜「それにしても、よくこんなの作れたね?」



そういいながらプリンを口に運ぶ怜。



あ「少し前にこういうのつくったことあるんだよね。その記憶を頼りに」



そう言いながら私もプリンをもごもごする。うむ、頑張った甲斐がある。



蓮のほうを見てみると、幸せそうにプリンを食しているところだった。



パチリと目が合うと、蓮は笑いながら言った。



蓮「Aって、将来いいお嫁さんになるよな、きっと」



…は?なに、プリンで頭おかしくなった?変な薬入ってた?


私がぼうぜんとしていると、蓮は自分のセリフが恥ずかしくなったのか顔をぷいっとそむけた。


怜「あ、蓮。それ僕が言おうと思ったセリフ」


怜まで!?


あ「ちょ、やめて。ほんと……でも、ありがと……」



優「はいはい、ほほえましいことですねー。撮影したいくらいだよ」


純粋になのかわからないが、にこにこ笑っている優の肩を半分やつあたりで叩いた。これはうん、ごめん。

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まいまい - かっこいい!!しかも、ストーリー構成がなってて、わかりやすい!! (2015年7月21日 0時) (レス) id: 6d0d403dce (このIDを非表示/違反報告)
ひなた様 - なぜかオチが2人います…先輩と同級生です。どちらかと言うと、やっぱり同級生オチがいいかな?ヨロシクお願いします!! (2015年4月18日 20時) (携帯から) (レス) id: a4f004b653 (このIDを非表示/違反報告)
- 先輩とのオチがいいでーす♪♪ (2014年10月1日 19時) (レス) id: 60d56979e0 (このIDを非表示/違反報告)
ろとぃ - 同級生とのオチがいいですっ!なにとぞ宜しくお願い致しますっ(`・ω・´) (2014年9月20日 18時) (レス) id: f54b462d7d (このIDを非表示/違反報告)
深you - 幼馴染かっこいー! (2014年9月2日 17時) (レス) id: a06d13c0d6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2014年4月3日 9時

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