story.76 ページ35
あ「い、いやだなぁみんなして……おばけなんていないって……」
とはいいつつも、内心冷や汗だらだらである。
怜「そうだね、まあ気にしなくてもいいとは思うよ。
気になるようだったら……お払いとかしたほうがいいかもだけど」
ちょっと怜、それ真顔で言うのやめてくれないかなぁ。
あ「あ、はは……気にしないから大丈夫……」
健太「A先輩、大丈夫ですか?顔、真っ青ですけど」
そりゃ、こんな話聞いたらだれでも真っ青になるだろう!!え、逆に平常心保てる人っているの!?
あ「ほんと、大丈夫だって!!」
健太くんの心配を払拭するためにも、明るい声で言ってはみたが、果たして震えた声になってはいないだろうか……
優斗「ま、Aが大丈夫って言ってんならきっと大丈夫だな!
それより、そろそろ帰らねえと」
夕日は沈みかけている。明日も学校だし、帰らないとね……
最後のお化け屋敷はちょっといらなかったけど、楽しかったな。
あ、そうだ!
あ「ねえみんな!!記念撮影しよう!」
デジカメなんて持ってきていないが、携帯のカメラさえあれば十分!
ちょうど近くで掃除をしていたスタッフさんに、撮影をたのむ。
少しめんどくさそうにしている蓮も引っ張って強制参加。
「じゃあ撮りまーす!はい、チーズ!!」
携帯を返してもらい、写真をチェック。
あ「うわ……みんな写真うつりいいね」
健太「A先輩だって、かわいくうつってるじゃないですか!」
そういうことを普通に言わないでほしいね!!照れるから。
優斗「あれ、Aの肩あたりになんか手がうつってないか?」
あ「……」
私は光のごとく写真を確認。だが、なにもうつってはいなかった。
優斗「冗談だって!あわてちゃってー」
ケラケラわらう優斗先輩を睨み付ける。くそう、この心臓がバクバクした時間返してよ。
怜「A、それあとで携帯に送ってよ」
あ、そっか。記念だもんね。
ということで、アドレス交換タイム。蓮の番号は持ってるからほかの持ってない人たちと。
歩き出しながら、待ち受けに設定した先ほどの写真をながめる。
うんやっぱり……
4人とも、モデルになればいいのに。
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まいまい - かっこいい!!しかも、ストーリー構成がなってて、わかりやすい!! (2015年7月21日 0時) (レス) id: 6d0d403dce (このIDを非表示/違反報告)
ひなた様 - なぜかオチが2人います…先輩と同級生です。どちらかと言うと、やっぱり同級生オチがいいかな?ヨロシクお願いします!! (2015年4月18日 20時) (携帯から) (レス) id: a4f004b653 (このIDを非表示/違反報告)
葵 - 先輩とのオチがいいでーす♪♪ (2014年10月1日 19時) (レス) id: 60d56979e0 (このIDを非表示/違反報告)
ろとぃ - 同級生とのオチがいいですっ!なにとぞ宜しくお願い致しますっ(`・ω・´) (2014年9月20日 18時) (レス) id: f54b462d7d (このIDを非表示/違反報告)
深you - 幼馴染かっこいー! (2014年9月2日 17時) (レス) id: a06d13c0d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:憐 | 作成日時:2014年4月3日 9時