ドSな先輩、クールな同級生、天然な後輩、ワガママな幼なじみ。2【名前変換オリジナル】

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教室に入ると、真っ先に優がかけよってきた。



優「ふふふ…イケメンとのラブラブ登校はどうだった？」



このにやつきかた…半端ないよ。



あ「ラブラブしてないし。周りの目線が痛かっただけ」


優「もー、Aってツンデレー？」


あ「そんなわけない」



ぱしっと優をたたいたが効果なし。私ってどんだけ非力なんだよ…



優「あれれ、そのばんそうこうどうしたの？」



私の首筋を指差しながらまたもにやにやしだす優。



あ「虫にさされた」


優「はい、嘘だね。おおかたキスマークでもつけられたのかな」



即答で答える優。なんでこんな早いんだよ!!



というか気になる語句が。



あ「あのさ、キスマークってなに？」



それまでニヤニヤニヤニヤしていた優が、少し驚いた顔をした。



優「ええ?!キスマーク知らないの!?」



そんなに驚かれるものなのだろうか…？



私がうなずくと、優はまたニヤニヤしだした。



優「まあ、キスマークぐらいネットで調べなよ。それより！誰にやられたの？」



にやにやにやにや。


優ってほんとにやけ顔多いな…



ちらりと蓮のほうをみると、ばちりと目があった。


まあすぐそらされちゃったわけだけど。



とりあえず、蓮の名前を出すのも悪いので適当にはぐらかす。


あ「ほんと、虫さされだって！なに、私の言うことが信じられないとでも？」



じーっと優を見つめると、優ははぁとため息をもらし答えた。



優「まあしょうがない。そういうことにしといてあげるよ。

ただし、言えるようになったらほんとのこと言ってちょうだいね!!」


もう…虫さされっていうのは嘘って決めつけてるんだね…



チャイムがなったので自分の席に着く。



蓮があのときしたのって、キスマークなんだ。



まあキスマークっていうのを知らないわけだけど…



よし、わざわざネットで調べるのもめんどうだし優斗先輩に聞きに行こう!!

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