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少し進むと、優を発見。
あ「優−−!!」
優は私の声に気づき振り返ったが、すっごい驚いた顔してこっちに向かってきた。
優「ちょっと、なにこれ!!A、もうモテモテじゃない!」
あ「いや、違うよ、これはその…」
優「何が違うのよ!とにかく、私は先に行くからゆっくりハーレムを満喫して!!それじゃ!」
は、ハーレムって…!!悪気で言っているようには聞こえなかった。
だって、本気でこの状況を楽しんでたもん。
こんな私をおいて、優は走り去ってしまった。
優斗「ほらほら、そんな落ち込むなって!」
頭をぐりぐりとなでまわす優斗先輩だが、髪の毛がぐちゃぐちゃになってしまうじゃないか。
電車に乗り込み、私は少しあたりを見回す。もしかしたら、いるかもしれない…
そして私は、お目当ての人を発見。
あ「おはよ、怜!また今日も一緒だね」
怜「そうだね、おはよう。…あれ?優斗先輩と健太もいるね、なんでだろう?」
あ「いやぁ…なんか、勝手に…」
苦笑いしながらいうと、怜はそっかといった。
怜「…Aは、部活入ってなかったよね?」
あ「え、うん。そうだけど…?」
怜「僕も入ってないからさ。今度から一緒に登校、しない?」
なんと!お誘いをいただきました!!
たしかに、一人で登校は寂しいし。
あ「もちろん、いいよ!」
私がうなずくと、怜はやわらかく笑った。
怜「よかった」
そんななごやかな空気を、ぶち壊す人が1名。
優斗「へー、怜結構積極的だなー」
面白がるように乱入してきた優斗先輩をみて、すこし表情を曇らせる怜。
怜「別にそんなことないです。というか、電車の中では静かにしましょう」
とここで、健太くんも乱入。
健太「まあまあ、そんなトゲトゲせずに。優斗先輩も、電車の中ではおとなしくしましょう?」
後輩ふたりに『おとなしくしろ』といわれたのが効いたのか、優斗先輩は少ししょげている。
健太「あ、あと…」
そう言って健太くんは私の耳に顔を近づけてくる。
健太「蓮先輩、今日A先輩と二人っきりで登校できなかったからすねてるみたいなので。
あとで、ちょっとかまってあげてくださいね」
…またか。私は、そういう役回りなんだろうか。
ちらりと蓮のほうをみながらため息をつく私であった。
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まいまい - かっこいい!!しかも、ストーリー構成がなってて、わかりやすい!! (2015年7月21日 0時) (レス) id: 6d0d403dce (このIDを非表示/違反報告)
ひなた様 - なぜかオチが2人います…先輩と同級生です。どちらかと言うと、やっぱり同級生オチがいいかな?ヨロシクお願いします!! (2015年4月18日 20時) (携帯から) (レス) id: a4f004b653 (このIDを非表示/違反報告)
葵 - 先輩とのオチがいいでーす♪♪ (2014年10月1日 19時) (レス) id: 60d56979e0 (このIDを非表示/違反報告)
ろとぃ - 同級生とのオチがいいですっ!なにとぞ宜しくお願い致しますっ(`・ω・´) (2014年9月20日 18時) (レス) id: f54b462d7d (このIDを非表示/違反報告)
深you - 幼馴染かっこいー! (2014年9月2日 17時) (レス) id: a06d13c0d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:憐 | 作成日時:2014年4月3日 9時