特別編・エイプリルフール幼なじみver.2 ページ47
蓮「絶対…いやだ…」
私を強く抱きしめながら、小さい声でぼそっと言う蓮。
あ「そんなこといったって…もうどうしようも…」
というか、力強すぎ。く、苦しい…
蓮「絶対、いかせない。Aが、もう行きたいって言っても認めない。絶対、離さない」
よくもまあ、これだけのこと言えるなあ。恥ずかしいよ、ばか。
ただ、こう言ってくれるのは正直うれしかった。
と、いうことでもう少し続けてみよう。
あ「そういってくれるのはうれしいけど…でも、もう…」
私が蓮の胸を軽く押すと、蓮は少しだけ力をぬいた。
そして、私の肩にぽすっと頭を乗せて…
蓮「頼むから…もう俺から離れないで…」
子供らしさ全開だね。ただ、平然とこう言っている私だけど、顔は熱い。
うれしいけど、ちょっと恥ずかしいし。
もうこれ以上やってもあれだし、ネタバラシだ!!
あ「蓮…」
蓮「…なに」
あ「今日、何の日か知ってる?」
蓮「4月1日………あ」
ようやく気付いたようだ。ずざざっと私から離れる蓮。
あ「そうエイプリルフール!!どう、私の演技!!女優いけると思わない?!」
蓮「お前なぁ…!!」
本気で怒っているようだ。わなわなと黒いオーラがでている。
あ「あはは、でもああいってくれたことはうれしかった!!だからほら、その黒いオーラしまおう?」
蓮「ぜってー許さねぇ」
もう一度私に近づき、私を抱き上げる蓮。
あ「ちょ、おろして!!うわっ!」
ぽふっとおろされたのはベッドの上。
私の上に蓮がまたがって…えええ!?
あ「な、なにしてんの?!そんなに怒った!?私、もしかしてこれから殴られまくって血祭り?!」
おおお、恐ろしい…!!
蓮「殴りはしない。けど、すっげえ怒った」
そう言って顔の距離を近づけてくる。
蓮「今日、もう泊まってくんだよな、うんうん泊まってけ」
勝手に決めつけられたああ?!
あ「バカなこと言わないでよ!ほらほら、離して!!」
蓮「…顔、赤いけど?」
そういって私にキスしてくる蓮。
長い!!長い長い!!息があああ!!!
蓮の胸をたたいたが、離してくれる気配なし。
すると舌が私の口内に…!?
あ「んんっ?!」
頭の中は、混乱状態。ようやく唇を離してくれた蓮の顔には、妖しい笑顔。
蓮「俺を怒らせたこと、後悔しなよ?」
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夢 - 主さんストーリーとても面白いです!あの質問なんですが作った人から名前変換オリジナルの名前って見たりできるんですか? (2022年10月9日 18時) (レス) @page7 id: 914057515a (このIDを非表示/違反報告)
マコ - 幼なじみ可愛すぎて心臓痛いです笑 (2016年11月14日 0時) (レス) id: 3964615cd4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ - か - せんぱいがいいな - 笑 (2016年6月28日 16時) (レス) id: a9f7a71f31 (このIDを非表示/違反報告)
yuki - 先輩がいいです! (2016年2月29日 1時) (レス) id: ce8849c6f1 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい - せんぱいで!! (2015年7月20日 23時) (レス) id: 6d0d403dce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:憐 | 作成日時:2014年3月17日 16時