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story.29 ページ33

あ「…うん、今蓮の家…だから違うって!!もー、とりあえず帰り遅くなるかもだから!!あーもー!何回言えばわかるの?!もう切るからね!!」


変な妄想を繰り広げるお母さんとの電話、ほんとめんどくさい…



蓮「大変そうだったな」


着替え終わった蓮が笑いながら話しかけてくる。



あ「それもこれも全部蓮のせいだからね!?今度ジュースおごってよっ」



蓮「はぁ?なんでだよ!」


ただいま蓮の部屋です。



むりやり連行されました、ワーーー。



あ「そんで、なんでここまでくる必要あるかなぁ」


蓮「だから、お前が優斗先輩に何されたか聞くためだよ」



そのためにわざわざ…あのお母さんを説得する私の身にもなってくれ。


あ「なんでそんなこと言わなきゃなんないの!?」


蓮「いわねぇと、今夜はかえさねぇからな」



この言葉だけ聞くと、危険なことになってしまう。もう女子はメロメロだろう。



しかしながら、帰してもらわないと困る。こいつの場合、ほんとに帰さないと思うから。



あ「あーもう、ただ押し倒されただけだから!おでこにキスされただけだから!!」


やけくそになっていうと、蓮は目を見開きぶるぶると体を震わせた。



蓮「お前…さっきはキスされてないって言ってたじゃねぇか…」


あ「キスっていうのは、口にするもんでしょ!?おでこだよっ、はいここ重要!!」


蓮はあきれたようにため息をついた。



蓮「ほんとお前って危機感足りないよな。男の部屋にものこのこと来てさ」


優斗先輩にも言われたな、そんなこと。ていうか、ここにきたのは蓮に無理やり連れてこられたからだぞっ。


心の中でぶつぶつと文句を言っていると、蓮が突然立ち上がった。


そして私の目の前にすわる。


蓮「Aさ、俺がなんもしないって確信もってんの?」


真剣なまなざしで私の目を見てくる。そんなこと言われたって…



あ「蓮は、そういうことしないでしょ?」


今まで、蓮の家には何回も遊びに来たがそんなことは一度もされてない。



蓮はもう一度ため息をつき、私のことを抱きしめてきた。


あ「え、ちょっと…」


蓮「俺だって、こういうことするし。男なめんな」


いや、なめんなって…ちょっとよくわかんないんだけど…



ただなんとなく、蓮の匂いがなつかしくて。


蓮の腕の中の居心地は、落ち着いた。

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- 主さんストーリーとても面白いです!あの質問なんですが作った人から名前変換オリジナルの名前って見たりできるんですか? (2022年10月9日 18時) (レス) @page7 id: 914057515a (このIDを非表示/違反報告)
マコ - 幼なじみ可愛すぎて心臓痛いです笑 (2016年11月14日 0時) (レス) id: 3964615cd4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ - か - せんぱいがいいな - 笑 (2016年6月28日 16時) (レス) id: a9f7a71f31 (このIDを非表示/違反報告)
yuki - 先輩がいいです! (2016年2月29日 1時) (レス) id: ce8849c6f1 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい - せんぱいで!! (2015年7月20日 23時) (レス) id: 6d0d403dce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2014年3月17日 16時

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