【ノラガミ】二つの名を持つ神器

21.迷い ページ25

『雪音君』






私は頬づきをしながら頭を悩ませている雪音君に声をかけた。






｢どうしたんだ、紅音？｣


『夜ト様から聞きましたよ。恵比寿様に名前をもらって、野良になるか迷ってるって』


｢あぁ、そのことか...｣






雪音君はいっそう暗い表情を見せる。





｢大黒さんに、オレが夜トの道標だって言われたんだ。紅音は不定期でいなくなるからって｣


『確かにそうですね。私の仕事、不定期ですし』






と、私は苦笑いで応える。


そう考えると雪音君のことが心配なのよね。


1人で夜ト様を導けるかどうか...






『主をどう導くかは神器によってそれぞれ違いますからね。雪音君が正しいと思うことをすればいいと思いますよ。祝の器になってくれましたから』


｢そういうもんなのかな...｣






はい、とゆっくり頷き肯定する。



すると雪音君は一山越えれたようで、｢よしっ｣と意気込んだ。


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長い間更新できず、すみませんでしたっm(_ _)m

吹奏楽祭や期末テストでバタバタしておりまして...


新作で文ストの夢小説を書き始めました！
この小説の説明文のところの『作者の作品』に書いてますので、興味のある方は是非ご覧下さいm(_ _)m

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