春に愛されて ② (ページ6)

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第53話＊ページ6

両腕を男たちに強く引かれてどんどん人通りが少ない方に連れていかれる。

『いや！離して！！』

男1「シー。大人しくしてれば悪いようにはしねぇよ。」

男2「そうそう。こんな可愛いんだからさ。傷もんにしたくねぇだろ？」

そう言って私の顔を撫でる二人目の男。

見るからに薬が入っていることが分かる目……。

怖い……。

震える体を見て男たちは、笑い出す。

男1「そんな怯えんなって。」

男2「ほら、着いたぞ。」

気づけば人通りの無い路地裏にいた。

逃げなきゃ！

私は、咄嗟に一人目の男の股を思いっきり蹴りあげもう一人のヤク中男の腕に噛み付いた。

男1「グッォ！」

男2「いってぇ！！！」

男たちの手が離れたすきに裏路地から出ようと走り出す。

だが……。

グィッ

『あっ！！！』

髪の毛を思いっきり引っ張られて後ろにいた、髪を引っ張ったであろうヤク中男の腕に捕まった。

男2「舐めた真似しやがって！！」

その瞬間、その男は私のワンピースの胸元のボタンを強引に引き裂いた。

『い、いやー！！！』

男2「暴れんなよ！」

後ろから私の首をペロリと舐めたその男は、私を拘束していない方の手で下着越しに胸を触ってくる。

男2「おっ！見た目より大きいじゃん！おい、いつまで悶絶してんだよ！？オレが先に食っちまっていいのか？」

ヤク中男は、今だ悶絶している一人目の男に声を掛けた。

すると、その男はゆらりとこちらにやってきて

男1「クソ尼が！！優しくしようと思ってたがやめだ！！」

そう言って私のワンピースの中に手を突っ込み下に手を入れた。

『い、いたい！！』

男1「さぁ、始めんぞ。」

嫌だ！

気持ち悪い！！

誰か！！

助けて！！！