春に愛されて ② (ページ37)

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第84話ページ37

クリスマスの準備を進めていれば、あっという間にその日がやってきた。

自宅にて……。

パンッ、パンッ

クラッカーを鳴らし

『メリークリスマス！！』

春｢メリークリスマス……。｣

と二人きりのクリスマスパーティーを始めた。

『なんで、そんなにテンション低いの！？』

春｢……なんでオレがこんな格好しなきゃなんねぇんだよ！？｣

『こんな格好って……可愛いのに…。』

ハルには、トナカイのカチューシャとピエロの赤鼻を付けさせている。

ちなみに私は、ミニスカサンタです☆

春｢それよりもお前の格好が……。｣

ハルがなにか言ったが聞き取れず

『え？何か言った？』

と聞き返したがハルが教えてくれることは無かった。

渋々、用意したご馳走を二人で食べていると

春｢A……メリークリスマス。｣

とハルが急にどこからか白い小さな紙袋を取り出した。

『え！？あ、ありがとう！』

私は、急なプレゼントに驚きながらもそれを受け取った。

『わ、私もハルにあるの！！』

私は、部屋の隅に隠しておいた黒い紙袋をハルに手渡した。

春｢サンキューな。開けていいか？｣

『いいよ！私も開けるね！』

急に始まったプレゼント交換。

果たして紙袋の中身とは？