第40話 ページ42
朝食を済ませて出かける準備をする。
『その格好で行くの?』
私は、化粧をしながら既に準備が出来ているハルを見上げた。
そこには、特攻服に身を包んだハルがいた。
春「オレは、お前の護衛なんだから当たり前だろ。」
『……そっか。』
私は、その言葉に少し胸が傷んだ……。
“護衛”
その言葉を突き付けられると何も言えなかった……。
化粧を終えて立ち上がると
春「こっち向け。」
とハルに呼ばれ振り向けばそっと伸びてきた手は、私の右耳に触れた。
ビクッ
『な、なに!?』
それに体が反応してしまう。
春「似合うな。……コレやるよ。」
そう言って両手で何かを右耳につけられた。
それに困惑しながら鏡を見てみれば右耳には、ヨーヨーをイメージした丸く可愛らしいイヤリングが着いていた。
『可愛い。』
右耳で揺れるイヤリングを指で触っているともう片方もハルがつけてくれた。
春「その……なんだ……。いつもそばに居てやれねぇから……そのお詫びだ……。」
ハルは、少し照れたように顔を背けた。
そんなハルの仕草にまた胸がときめいた。
私は、鏡越しにハルを見て
『ハル!ありがとう!』
笑いかければハルも笑って
春「ああ。」
と答えてくれた。
こんな何気ない時間が本当に愛おしい。
どうか、こんな時間がずっと続きますように!
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ひめか(プロフ) - ミニオンさん» こちらこそ!楽しみにしてます! (8月22日 23時) (レス) id: d30a0c4a49 (このIDを非表示/違反報告)
ミニオン(プロフ) - ひめかさん» これからもよろしくお願いしますm(_ _)m (8月17日 1時) (レス) id: 23bd05c3b3 (このIDを非表示/違反報告)
ひめか(プロフ) - ミニオンさん» ですよね!すみません!変なこと言って汗) (8月17日 1時) (レス) id: d30a0c4a49 (このIDを非表示/違反報告)
ミニオン(プロフ) - ひめかさん» コメントありがとうございますm(_ _)m書き直しはしてませんよ? (8月17日 0時) (レス) id: 23bd05c3b3 (このIDを非表示/違反報告)
ひめか(プロフ) - この話って書き直してますか?聞いてダメだったらすみません。、 (8月17日 0時) (レス) @page2 id: d30a0c4a49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミニオン | 作成日時:2023年7月2日 11時