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第3話 ページ5

お風呂から上がるとハルは、既に昨日着て来ていた特攻服に着替えていた。

『あれ?もう行くの?』

私が髪をタオルで拭きながら聞くとハルは

春「今日は、隊長に呼び出されてる。」

と黒いマスクを付けるハル。

そんなハルのそばに行き

『少しだけ座って。』

とベッドに座らせる。

私は、ドレッサーから櫛を取り出しハルの後ろに座り綺麗な髪をそっと梳いていく。

『こんなボサボサの頭で行くつもり?』

春「お前が梳かしてくれるだろ?」

ドレッサーの鏡に写るハルは、マスクをしているから表情が読みずらいがきっと笑っている。

『そりゃ、ハルの髪好きだもん。』

春「オレは、お前の髪が好き。」

そう言って不意に振り向いたハルは、私の頭に乗っかっているタオルで頭を拭いてくれた。

『あ、ありがとう。』

春「オレより先に髪乾かせよ。」

『だって、ハルがもう出かける感じだったから……。』

春「ああ…マスクか?ただ着けただけだよ。ほら、乾いた。ドライヤー当てろよ?」

『うん。ありがとう。』

ベッドから立ち上がったハルからタオルを受け取り見上げる。

すると、ハルは少し屈んでマスクをずらし

チュッ

と触れるだけのキスをした。

春「じゃあ、オレ行くわ。」

『うん。またね。』

ハルは、マスクを戻しながら私の家から出て行った。

さっきまでハルがいた空間に寂しさを覚えながら

『さあ、私も準備しなきゃ!』

と私も身支度を始めるのだった。

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設定タグ:東京リベンジャーズ , 三途春千夜 , 佐野万次郎   
作品ジャンル:アニメ
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ひめか(プロフ) - ミニオンさん» こちらこそ!楽しみにしてます! (8月22日 23時) (レス) id: d30a0c4a49 (このIDを非表示/違反報告)
ミニオン(プロフ) - ひめかさん» これからもよろしくお願いしますm(_ _)m (8月17日 1時) (レス) id: 23bd05c3b3 (このIDを非表示/違反報告)
ひめか(プロフ) - ミニオンさん» ですよね!すみません!変なこと言って汗) (8月17日 1時) (レス) id: d30a0c4a49 (このIDを非表示/違反報告)
ミニオン(プロフ) - ひめかさん» コメントありがとうございますm(_ _)m書き直しはしてませんよ? (8月17日 0時) (レス) id: 23bd05c3b3 (このIDを非表示/違反報告)
ひめか(プロフ) - この話って書き直してますか?聞いてダメだったらすみません。、 (8月17日 0時) (レス) @page2 id: d30a0c4a49 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミニオン | 作成日時:2023年7月2日 11時

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