第35話 ページ37
ハルのバイクに乗って家まで帰ってきた。
二人とも雨でびしょびしょで仕方なく、そのままお風呂に向かった。
無言のまま、簡単にシャワーを浴びて服を着る。
無言のハル、何考えてるか分からない……。
そんなことを考えながらとりあえず、暖かい飲み物を入れようとお湯を沸かす。
コーヒーしかない……。
仕方なくコーヒーを入れていると後ろからそっと抱きしめられた。
『!は、ハル?』
春「……。」
ハルは、無言で私の肩に顔埋め組めている。
そんなハルの頭を優しく撫でると
春「オレ、後悔してた……。あの時、ちゃんと家まで送ってればって……。お前に何かあったんじゃないかって……。気が気じゃなかった……。本当に何もされてねぇんだな?」
と心配そうな目が私を写した。
そんなハルの頬にそっと片手を添えて
『本当に何もされてないよ。あの人の目的がなんだったのか分からないけど……。でも、傷一つないから大丈夫。心配かけてごめんね。』
そう言って触れるだけのキスをすればハルは、私を確かめるように何度もキスを落とす。
それは、少しづつ深さをましていく。
『ふっ……あっ……はる……//』
二人で存在を確かめるように抱き合い、少しづつとろけ始めた頭に
ピー
とお湯が沸いた音が聞こえてくる。
『はる……はぁ……お湯……っあ……//』
ハルは、一瞬目をやかんに向けるとキスをしたまま火を止めるのだった。
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ひめか(プロフ) - ミニオンさん» こちらこそ!楽しみにしてます! (8月22日 23時) (レス) id: d30a0c4a49 (このIDを非表示/違反報告)
ミニオン(プロフ) - ひめかさん» これからもよろしくお願いしますm(_ _)m (8月17日 1時) (レス) id: 23bd05c3b3 (このIDを非表示/違反報告)
ひめか(プロフ) - ミニオンさん» ですよね!すみません!変なこと言って汗) (8月17日 1時) (レス) id: d30a0c4a49 (このIDを非表示/違反報告)
ミニオン(プロフ) - ひめかさん» コメントありがとうございますm(_ _)m書き直しはしてませんよ? (8月17日 0時) (レス) id: 23bd05c3b3 (このIDを非表示/違反報告)
ひめか(プロフ) - この話って書き直してますか?聞いてダメだったらすみません。、 (8月17日 0時) (レス) @page2 id: d30a0c4a49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミニオン | 作成日時:2023年7月2日 11時