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第30話 ページ32

男に担がれてしばらくすると、雨が降り始めた。

すると、どこから現れたのか柄の悪い男が静かに私を担ぐ男に傘を指した。

一体、なんなの!?

『……どこに連れていくつもり?』

半「さぁ?どこだと思う?」

どこに行くのか聞いてもこんな感じではぐらかされる。

もしかして、ものすごく危険な場所に連れていかれるのでは?

と思いながら未だに諦めずに男の背中を殴り続けた。

半「……それ、飽きねぇのか?」

『飽きるわけないでしょ!?さっさと降ろしなさいよ!』

半「バハッ……さすがマイキーのお気に入りって言われてるだけあるな?全然怯えねぇし。」

『怯えるも何もただ担がれてるだけだし!』

半「お利口にしてたら降ろしてやるよ。」

パンッ

男は、私のおしりを軽く叩いた。

『キャッ!ちょっと!どこ叩いてんのよ!!』

半「アハッ…可愛い声出んじゃん!」

『ふ、ふざけないで!!』

半「女は、可愛く鳴いた方が男はそそるもんだぞ?」

『あんたに関係ないでしょ!?』

私は、これでもかという程に思いっきり背中を殴った。

半「いってぇ……あれ?もしかして、男いんのか?」

『だから!関係ないでしょ!』

私が声を荒らげると男は、急に私を両腕で抱き抱え真っ直ぐと私の顔を見てくる。

『な、なによ!?』

半「アハッ…。マイキー……じゃねぇな?それにドラケンでもねぇ……。東京卍會のやつだろ?……誰だ?」

私を見る目は、少し細められて私の中を覗き込むようだった。

私は、顔を背けて

『ふん!あんたに言うわけないでしょ!!』

と言うと男は

半「面白いもん聞いたな〜♡」

と気持ち悪い笑みを浮かべまた私を肩に担いだ。

そうして、何やらガヤガヤと騒がしい所へと連れてこられるのだった。

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設定タグ:東京リベンジャーズ , 三途春千夜 , 佐野万次郎   
作品ジャンル:アニメ
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ひめか(プロフ) - ミニオンさん» こちらこそ!楽しみにしてます! (8月22日 23時) (レス) id: d30a0c4a49 (このIDを非表示/違反報告)
ミニオン(プロフ) - ひめかさん» これからもよろしくお願いしますm(_ _)m (8月17日 1時) (レス) id: 23bd05c3b3 (このIDを非表示/違反報告)
ひめか(プロフ) - ミニオンさん» ですよね!すみません!変なこと言って汗) (8月17日 1時) (レス) id: d30a0c4a49 (このIDを非表示/違反報告)
ミニオン(プロフ) - ひめかさん» コメントありがとうございますm(_ _)m書き直しはしてませんよ? (8月17日 0時) (レス) id: 23bd05c3b3 (このIDを非表示/違反報告)
ひめか(プロフ) - この話って書き直してますか?聞いてダメだったらすみません。、 (8月17日 0時) (レス) @page2 id: d30a0c4a49 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミニオン | 作成日時:2023年7月2日 11時

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