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第29話 ページ31

ハルを見送って私も帰ろうと人混みの進行方向とは、逆に向けて歩いていく。

ハルとお祭り行きたなかったな……。

一人、寂しくトボトボと歩いていると

トンッ

『キャッ!』

小さい段差に躓いてしまった。

こ、転ける!!

咄嗟に目をつぶり次に来るであろう痛みに身構えるがいつまで経っても痛みはやってこなかった。

その代わり、

半「危ねぇなー。」

と聞こえる声に微かにお腹辺りに感じる温かさ。

それに目を開け声の方を向けば、高身長で左耳のチェーンピアスが印象的な男の人が私を支えていた。

『あ、ありがとうございます……。』

お礼を言って離れようとするが離してくれない。

『あ、あの…』

半「A?」

『は、はい?なんですか?』

咄嗟に名前を呼ばれて返事しちゃった!

なんで私の名前知ってるの!?

その男は、にやりと笑いながら

半「へぇー。やっぱり、あんたがAか?」

と私を抱き寄せる。

『は、離してください!』

半「ダーメ。」

『キャッ!』

男は、私を軽々と担ぎあげ武蔵神社に向けて歩き始めた。

な、なんなの!?

『離してったら!』

降ろしてもらおうと必死にバタバタと暴れてみる。

半「威勢のいい女だな!?じっとしねぇなら帯ほどいちまうぞ?」

男のその言葉に私は、ピタッと動きを停めた。

半「そうそう。そうしてろ。」

『この卑怯者!』

半「なんとでも言え。」

私は、明らかに危険な男に連れて行かれてしまうのだった。

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設定タグ:東京リベンジャーズ , 三途春千夜 , 佐野万次郎   
作品ジャンル:アニメ
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ひめか(プロフ) - ミニオンさん» こちらこそ!楽しみにしてます! (8月22日 23時) (レス) id: d30a0c4a49 (このIDを非表示/違反報告)
ミニオン(プロフ) - ひめかさん» これからもよろしくお願いしますm(_ _)m (8月17日 1時) (レス) id: 23bd05c3b3 (このIDを非表示/違反報告)
ひめか(プロフ) - ミニオンさん» ですよね!すみません!変なこと言って汗) (8月17日 1時) (レス) id: d30a0c4a49 (このIDを非表示/違反報告)
ミニオン(プロフ) - ひめかさん» コメントありがとうございますm(_ _)m書き直しはしてませんよ? (8月17日 0時) (レス) id: 23bd05c3b3 (このIDを非表示/違反報告)
ひめか(プロフ) - この話って書き直してますか?聞いてダメだったらすみません。、 (8月17日 0時) (レス) @page2 id: d30a0c4a49 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミニオン | 作成日時:2023年7月2日 11時

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