第26話 ページ28
春千夜サイド
オレが来たことに安心したのか、急に泣き始めたA。
オレは、静かにそんなAの背中をさすり続けた。
怖かったよな……。
オレが堂々とお前を守ってやれれば……。
そんな歯がゆい気持ちが胸を締め付けた。
そうして、しばらくAの背中をさすり続けていると腕の中から
『スー…スー。』
と規則正しい寝息が聞こえてきた。
そっと顔を除けば安心して眠るAの顔があった。
オレは、それに少し安堵しAを抱えあげベッドに寝かせた。
布団をかけてやろうとすると先程も見えた腕に残る手の跡が痛々しい色をしていた。
春「こんな跡になるまで掴みやがったのか！許さねぇ！」
オレは、そっとそこを消毒するようにその場にキスを落とす。
そして、直ぐに救急箱から湿布を取り出し貼ろうとする。
待てよ……。
ここを見て嫌なことを思い出させたくはない。
オレは、ペンを拝借し春が好きなAが気に入るように
*❀٭
柄にもなく絵を描いてやった。
少し歪だがいいだろう。
それを優しく腕に貼ってやり布団をかけた。
そして、抱いた時に少し細く感じたA。
冷蔵庫を見てみれば案の定、大したものが入っていなかった。
オレが居ねぇと生活がずさんになるんだよな……。
オレは、仕方なく置き手紙を残し名残惜しさを感じながらAの家を後にするのだった。
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ひめか(プロフ) - ミニオンさん» こちらこそ！楽しみにしてます！ (8月22日 23時) (
レス) id: d30a0c4a49 (このIDを非表示/違反報告)
ミニオン(プロフ) - ひめかさん» これからもよろしくお願いしますm(_ _)m (8月17日 1時) (レス) id: 23bd05c3b3 (このIDを非表示/違反報告)
ひめか(プロフ) - ミニオンさん» ですよね！すみません！変なこと言って汗） (8月17日 1時) (レス) id: d30a0c4a49 (このIDを非表示/違反報告)
ミニオン(プロフ) - ひめかさん» コメントありがとうございますm(_ _)m書き直しはしてませんよ？ (8月17日 0時) (レス) id: 23bd05c3b3 (このIDを非表示/違反報告)
ひめか(プロフ) - この話って書き直してますか？聞いてダメだったらすみません。、 (8月17日 0時) (レス) @page2 id: d30a0c4a49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミニオン | 作成日時：2023年7月2日 11時
