第25話 ページ27
春千夜サイド
ポツリポツリと話し始めたAは、微かに声が震えている。
余程怖かったのだろう……。
話を聞いていくとどんどん怒りが込み上げてくる。
どこのどいつだ!?
オレの女に手ぇ出してんのは!?
そして、ようやく話し終えたらしいAは、
〈……以上だよ。〉
と言った。
オレは、その瞬間我慢の限界を迎え
ガンッ
その場にあった誰のかも知らねぇ車を殴った。
〈は、ハル!?〉
急な大きい音にびっくりしたらしいAは、オレの名前を呼んでくる。
春「……そいつら絶ッ対ェに許さねぇ!」
今までにないほどに煮えくり返っていた。
〈……は…ハル?〉
電話口のAの声は、震えていてまだそいつらのせいで怯えていることがよくわかる。
こんな時にそばに居てやらなくて何が彼氏だ!
オレは、意を決して
春「……怖かったよな?……少しだけ待ってろ!!」
と電話を切って急いでバイクでAの家に急いだ。
もし、ここで愛美愛主に鉢合わせしたとしてもAのところに行ってやる!
そんな気持ちで溢れていた。
Aの家に着いてドアノブを回せば
空いてやがる!?
それに慌てて開ければ
『!誰!?』
その場に座り込み微かに体を震わせるAの姿があった。
春「はぁはぁ……。」
オレは、直ぐに座り込むAを抱きしめた。
『な、なんで……?』
オレがここに居ることに驚きを隠せない様子のA。
オレは、ギューっと抱きしめて
春「悪ぃ……我慢できなかった。」
と思いを伝えるのだった。
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ひめか(プロフ) - ミニオンさん» こちらこそ!楽しみにしてます! (8月22日 23時) (レス) id: d30a0c4a49 (このIDを非表示/違反報告)
ミニオン(プロフ) - ひめかさん» これからもよろしくお願いしますm(_ _)m (8月17日 1時) (レス) id: 23bd05c3b3 (このIDを非表示/違反報告)
ひめか(プロフ) - ミニオンさん» ですよね!すみません!変なこと言って汗) (8月17日 1時) (レス) id: d30a0c4a49 (このIDを非表示/違反報告)
ミニオン(プロフ) - ひめかさん» コメントありがとうございますm(_ _)m書き直しはしてませんよ? (8月17日 0時) (レス) id: 23bd05c3b3 (このIDを非表示/違反報告)
ひめか(プロフ) - この話って書き直してますか?聞いてダメだったらすみません。、 (8月17日 0時) (レス) @page2 id: d30a0c4a49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミニオン | 作成日時:2023年7月2日 11時