春に愛されて

第18話 ページ20

隊長さんと話しているハルは、活き活きして見えた。

そんな彼を見ているとふとこちらを向いた彼と目が合った。

一瞬驚いた顔をされたが直ぐに顔と視線を戻していた。

そうだよね……。

マイキーに知られたくないんだもんね……。

私は、顔を下に向けて手当をしてくれているエマを見つめた。

エ「盛大に転けたみたいだね……。すごく痛そう……。」

そう言いながら消毒液をかけるエマ。

『いったぁ……。見ての通りすごく痛い……。』

痛みに必死に耐えて手当をしてもらった。

その後、

さっき買ったご飯食べないと……。

と思い袋を漁った。

出てきたのは、歪になったサンドウィッチと男の顔面に当たってくれたオレンジジュースだった。

あんまり食欲はわかないがもったいない精神で仕方なくそれを食べ始める。

エ「またコンビニ？」

『今日だけだよ。普段は、ちゃんと作ってるし。』

私の食生活を心配してくれるエマ。

マイキーの妹なのに常識人でとても付き合いやすい。

こんな妹がいたらいいな〜。

なんて思うほどに……。

そうやってサンドウィッチを食べながらエマと話していると

龍「オイ！エマ！A！」

と呼ばれてドラケンのところに行くとそこには、何故かタケミっちと日向ちゃんがいた。

そして、タケミっちを見たエマの爆弾発言によってタケミっちが日向ちゃんにお説教を受けた。

その後、エマと日向ちゃんは私の仲介もあって仲良くなっていた。

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