似てない双子 2 (ページ44)

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第９１話ページ44

お弁当を堪能した私たちは、片付けて冷蔵庫からデザートを出した。

『じゃーん！コンビニの新作スイーツ！』

今日、昼間のうちに堅兄と一緒に買って来といたのだ！

三「おお！美味そう！」

『でしょ！エマが教えてくれたんだ！』

私は、自慢げにスイーツを並べる。

『どれがいい？』

三「Aから選べよ！オレは、どれでもいいから。」

『だめ！三ツ谷のために買ったんだから！』

そう、三ツ谷に喜んでもらおうと一通り買ってきたのだ！

私がそういえば三ツ谷は、遠慮気味に

三「それなら……コレ。」

とプリンアラモードを取った。

『これもいいよ。』

私は、三ツ谷が最初に目にしていたフルーツたっぷりパンケーキを渡した。

三「え！？いいのか？」

『うん！元々二つずつと思って多めに買ってきてから。』

私は、海をイメージしたスカイゼリーとフルーツたっぷりロールケーキにした。

残りのコーヒーゼリーは、堅兄に取っておくために冷蔵庫に直すのだった。

二人でテレビを見ながらデザートを楽しんでいると急に

ゴロゴロゴロー

ドンッ

と雷が落ちた。

『きゃぁ！』

三「わぁ！」

あまりの大きい音に驚いていると

チカチカ

と電気が切れるのだった。