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第70話 ページ23

堅サイド

お昼も近くなりオレは、売店に向かった。

いつものように適当に美味そうな弁当とお茶を買ってAの部屋の前に戻ると部屋の中から

『今、大丈夫?』

『あ、えーっと……。さっき、貰った紙袋開けたよ。可愛いうさぎをありがとう。とっても気に入ったよ。』

とAが三ツ谷に電話しているのが聞こえてきた。

『あと……さっきは、ごめんなさい。』

『場地を押しちゃって三ツ谷まで倒れてたから……。』

あいつ、だいぶ気にしてんだな……。

『……うん。堅兄は、大丈夫なんだけど……他の男の人が怖くて……。』

ちゃんと自分で説明出来んだな。

オレが説明するほどでもなかったか。

『ありがとう。』

嬉しそうな声だな〜。

人のこと言えねぇが早くくっつけばいいのに。

三ツ谷だって言わねぇがあれは、絶ッ対ェ好きだって。

『じゃあ……一ついいかな?』

急にAの声が緊張してるのがわかった。

なんだ?

告白か!?

『えーっと……その……。リハビリ……』

Aは、恥ずかしさからか声が小さくなっていった。

そっちかー!

リハビリに付き合って欲しいってことか!

頑張って言え!

『いやー、その……。』

なかなか言わないAにじれったさを感じ

ガラガラ

とドアを開けてAの元へ行き、携帯を自然な流れで取り上げた。

そして、

堅「要するに“トラウマ克服するためのリハビリに付き合え”ってさ。」

とオレはAが言いたいであろうことを言った。

それを聞いていたAは

『け、堅兄!いきなり何言ってんの!?』

と顔を真っ赤にしてワタワタしていた。

すると三ツ谷が

三《ドラケン、返事言いたいからAに変わってくれるか?》

堅「おお!いいぜ。」

三ツ谷に言われたオレは、素直にAに携帯を返した。

Aは、緊張気味に耳に当てた。

『も、もしもし……。』

『……うん!前から仲のいい三ツ谷がいい!』

『ありがとう!また連絡するね!』

お!

いい返事貰えたみたいだな!

Aは、電話を切った。

『ふ〜……って堅兄!なんで急にあんな』

オレは、Aが怒るのを見越して

堅「当たってただろ?そのまま告っても良かったぜ!」

と茶化した。

『ばっ、誰が告るか!』

結局、その後Aに怒られた。

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設定タグ:東京リベンジャーズ , 龍宮寺堅 , 三ツ谷隆   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:ミニオン | 作成日時:2023年4月18日 15時

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