白き竜の恋物語 (ページ4)

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第4話ページ4

私は、そんな彼の顔に胸が締め付けられる気持ちになった。

そんな顔をして欲しくない……。

私は、そう思ったら自分からとんでもない言葉が出ていた。

『私は……記憶がないからどんな風に付き合ってたとか分からないけど……。でも、私は爆豪くん……かっちゃんが好きだよ？同情しててとか付き合ってたって聞いたからじゃなくて今の自分の気持ちだから……。かっちゃんが嫌じゃないなら……私と付き合っててください……。』

私は、顔に熱を感じながら頭を下げた。

なんて恥ずかしいことを言ってるんだろう！？

もう死んでしまいたい！

こんなんじゃ、爆豪くん……いや、かっちゃんに軽い女って思われるかも！

そんなことを考えているとスっと顔を持ち上げられ、かっちゃんの赤い目が私を捉える。

爆「……嘘じゃねぇんだな？」

『う、嘘つかないよ。恥ずかしい……。』

かっちゃんは、満足そうに笑って

チュッ

と私の頬にキスをした。

それにますます顔に熱を感じると

爆「大事にすっから離れんなよ？」

と言われた。

それに頷くとかっちゃんは、私の手を引いて寮の中に入っていくのだった。