今日:8 hit、昨日:7 hit、合計:47,142 hit
小|中|大
第104話 ページ9
意識が水底にある中、ある声が聞こえてきた。
千「場地さん!!」
この声って確か……。
私の意識は、急浮上して声がする方を振り向く。
『え?』
そこには、倒れ込んだ場地の姿があった。
遠くてはっきりとは見えないが赤いものが見える。
あれは……。
『血……?』
私は、その瞬間過去がフラッシュバックした。
血塗れの家族……バットから滴る血……。
どこからともなく押し寄せてくる怒り。
プツリと音を立てて何かが切れた。
それと同時に真っ黒い何かに飲み込まれた。
ああ……。
……壊れる……。
誰か……私を止めて……。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
78人がお気に入り
78人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ミニオン | 作成日時:2021年10月10日 18時