第101話 ページ6
武道サイド
オレは、飛びそうになる意識をしっかりと保ち直す。
……オレ一人でも止めてやる!!
場地君を止めないと場地君は、稀咲に殺られちゃう。
武「オレ一人でも守らないと!!」
……ん?
オレは、急に勘違いに気がついた。
武「あれ?場地君を殺すのって稀咲じゃなくて一虎君じゃん。」
オレは、マイキー君の隣にいた一虎君に目を向けるが……。
一虎君が……いない……!!?
その瞬間
ドスッ
と鈍い音がして振り返る。
すると、一虎君が場地君の後ろにいた。
武「え!?一虎君……!?」
一「死ね……場地……。」
一虎君は、ナイフで場地君の左腰を深々と刺していた。
武「うおおおぉ!!」
オレは、一虎君に体当たりして引き離した。
武「場地君!!?大丈夫っスか!?」
一虎君に殺されたらまた、あの未来に……!!
場地君は、オレの目の前にゆうゆうとたっていた。
場「カスリ傷だ。助かったぜ、タケミチ。」
武「場地君……!」
よかった。
場地君を……救えた……!?
千「一虎ぁぁ。テメー何してくれてんだコラ!!」
千冬が一虎君に掴みかかる。
だが、一虎君は反応を示さなかった。
武「……生きててくれてよかった。」
場「あ?何言ってんだテメー。オレは稀咲を殺る!!黙って見とけタケミチ!」
くそ……。
何がどうなってんだ!?
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作者名:ミニオン | 作成日時:2021年10月10日 18時