君のとなりで 3 (ページ48)

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第143話ページ48

真っ暗な場所に私は、たっていた。

『ここ、どこ？』

(ふふふ)

どこからか笑う声が聞こえた。

(ねえ、いつになったら私を解放するの？)

急に声が後ろから聞こえ後ろを振り向く。

そこには、もう一人私がたっていた。

その私は、顔は無表情でボロボロで血まみれだった。

(私は、あなた……。あなたは、私。)

『私？』

(いい加減、自分に素直になればいいのに。相手を殴りたくて血まみれにしたくてたまらないでしょ？)

もう一人の私は、私の頬に手を伸ばして頬を撫で回す。

『私は、そんなこと思ってない……。』

(嘘だね。殺したくて殺したくてたまらないでしょ？)

『違う！ッグ』

その瞬間、もう一人の私は私の首を掴んだ。

(壊れる音が聞こえないとは言わせない。聞こえるでしょ？)

そう言われ耳をすませばカチカチと針が進むような音がした。

(カウントダウンが始まったよ？さあ、壊れようか。)

私は、首をどんどん閉められていく。

苦しい……。

(ハハハハ。楽しいね。)

意識が薄れていく。

万「A！」

マイキーが呼んでる。

万「___A……起__A！」

マイキーの声に私の意識は、戻された。

意識が戻るとそこは廃ビルだった。

万「A！大丈夫か？」

マイキーの声に安心したのかさっきのことを思い出し呼吸が上手くできない。

万「ゆっくり呼吸しろ！」

マイキーの呼吸に合わせるようにゆっくり呼吸をしていく。

堅「大丈夫か！？」

離れたところにいたドラケンもよってきて声をかけてくれた。

『だ……大丈夫。』

万「急にどうした？」

『夢を見た……。』

万「どんな？」

『……覚えてない……。』

マイキーやドラケンに心配かけたくなくて嘘をついた。

私が意識を飛ばしてる間に会議は、終わったらしくその内容を帰ってから私は聞かされた。

三ツ谷が黒龍のことをどうにかしてくれる。

心配は、あるけど……。

それよりもあの夢が頭から離れなかった……。