第119話 ページ24
武道サイド
マイキー君とドラケン君に連れられAちゃんの家にたどり着いた。
普通にお庭付きで立派なお家だ……。
二人は、インターホンも押さずに玄関を開けた。
武「勝手に入っちゃっていいんスか!?」
堅「大丈夫だよ。着いてこい。」
そう言われ渋々入ると
婆「おやおや。いらっしゃい。いつも悪いね……。その子は、見ない顔だね?」
万「いいよいいよ。おばあちゃん、コイツタケミっち。」
婆「タケミっち君?」
おばあさんがやってきてマイキー君がオレを紹介した。
武「初めまして、花垣武道です。」
婆「ああ、武道君ね。ゆっくりしておいで。」
武「ありがとうございます。」
オレが頭を下げていると
堅「行くぞ。Aは、二階だ。」
ドラケン君にそう言われマイキー君を先頭に二階に上がって行った。
マイキー君は、一つの部屋の前で立ち止まり
万「タケミっち……絶対に部屋入ったらケンチンとドアの前から動くなよ?」
真剣な表情で言われた。
武「なんでっスか?」
万「いいから。」
堅「……見てれば分かる。」
武「分かりました。」
オレの返事を聞いたマイキー君は、ゆっくりと部屋のドアを開いた。
部屋の中は、昼間なのに薄暗く少し鉄のような匂いがした。
78人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ミニオン | 作成日時:2021年10月10日 18時