第118話 ページ23
武道サイド
場地君の葬儀の時のAちゃんは、見るからにしんどそうだった。
オレが場地君を守れなかったから……。
オレは、後悔をしていた。
場地君の葬儀から数日が経ちいてもたってもいられず家を飛び出しどこにあるかも分からないAちゃんの家を探した。
きっと、今Aちゃんを立ち直らせないと現代のようなことになってしまう。
そう思ってひたすら走り続けていた。
すると、
万「タケミっち、じゃん!」
堅「よお、タケミっち!」
マイキー君とドラケン君に会った。
ちょうど良かった!
武「良かった!実は、Aちゃんの様子が知りたくて家探してたんです!」
万「は?オレのAになんの用!?」
オレの言葉にマイキー君からすごい目付きで睨まれる。
ヤバい……。
オレは、一旦落ち着き
武「いや、その……。場地君の葬儀でAちゃん凄くしんどそうだったんで心配になって……。」
そこまで言えば
堅「マイキー……タケミっちならいいんじゃねぇの?」
とドラケン君が間に入ってくれた。
万「は?タケミっちに何が出来んだよ?」
堅「……今のアイツには、コイツの言葉届くかもしんねぇだろ?」
ドラケン君の言葉にマイキー君は、黙り込み一呼吸置いて
万「……わかったよ。ちょうどAの家行くとこだ……。タケミっち、今から見ること聞いたことは他言無用にしろよ?」
そういった。
武「はい!」
オレの返事を聞いたマイキー君は、悲しそうな顔をして歩き出した。
Aちゃんそんなに深刻なんだろうか?
その時のオレは、Aちゃんがあんなになってるなんて予想すらしていなかった。
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作者名:ミニオン | 作成日時:2021年10月10日 18時