第98話 ページ3
周りの声など聞こえていなかった。
ただ目の前のやつを倒すことしか考えていなかった。
そんな私にドラケンの声が届く。
堅「マイキー!!」
『え?』
私は、視線をまたさっきの廃車の山に向ければ羽交い締めにされたマイキーを鉄パイプで殴る一虎。
だが、何かをマイキーが話すとマイキーが一瞬で掴んでいた男の一人の顔面を殴り足を掴んでいたもう一人をそいつごと上げ一虎を蹴った。
すごい……。
改めてそう思ったのもつかの間マイキーは、殴られたことでかその場に座り込んでしまった。
それを見た芭流覇羅は、一斉に駆け出す。
まずい!
マイキーを助けないと!
私も駆け出そうとするが
芭5「おっと、オマエは行かせねぇよ!」
と芭流覇羅の奴にタックルをされて廃車に突っ込んだ。
フロントガラスは、盛大に割れその破片で顔やら腕やらにかすり傷が出来た。
『痛っ……マジでブチ切れるんだけど……。』
私は、ゆっくりと立ち上がるとまた意識が水に飲み込まれる感覚がした。
もういいや……。
意識がなくてこいつら倒せるなら……マイキーを……東卍を助けられるなら……とそれに身を委ねた。
それを見ていた灰谷兄弟から
竜「アレ、ヤバくね。」
蘭「あーらら。止められるかね?」
そんな言葉が出ていたことなんて誰も知る由もなかった。
78人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ミニオン | 作成日時:2021年10月10日 18時