第115話 ページ20
マイキーは、私の言葉に言いたいことわかってるというように頷いた。
万「そっ。黒龍は、デケぇ族だ。やるからには大義名分が欲しい!」
大義名分?
マイキーの言葉に?を浮かべていると場地が立ち上がり
場「オレに案がある。オレらで暴走族を創るんだ。」
そんな言葉に驚いていると
堅「へー!!面白そうじゃん!」
場「それぞれの役割も決めてある。総長は、天上天下唯我独尊男マイキー!!副総長は、頼れる兄貴肌ドラケン。みんなのまとめ役三ツ谷は、親衛隊を任せる!旗持ちは、力自慢のパーちん!!オレとオマエは、特攻隊だ!一虎!!」
おお!
みんなかっこいい!
なんて思っていたが……。
『ねぇ……私は?』
このみんなでって言ったのに私の役割がなかった。
場「いやー、女にそんなことさせらんねぇよ。」
場地のその言葉にカチンときた。
『え!?私だって喧嘩できるし!』
そんな私と場地を止めようとする人は誰もいなかった。
場「オマエは、危なっかしいんだ!マイキーの彼女なんだから守られてりゃいいんだ!」
『は?そんな見てるだけなんてできないし!』
場「とにかくオマエは、見てりゃいいんだよ!」
『嫌だって言ってんでしょ!』
私は、頭に血が登り場地に殴りかかろうとしたその時
万「Aやめろ。」
その一言で動きを止めた。
『でも……マイキー。』
私が不服の目を向ければ
万「Aの役割もちゃんとあるぞ。」
『え?……本当に?』
万「ああ。」
場「マイキー、甘やかすなよ。」
場地は、私とマイキーの間に割り込んで訴えた。
万「Aの役割は、オレの補佐だ。総長補佐な?」
『本当?』
万「ああ、オレの傍から離れんなよ!」
『うん!』
マイキーの言葉にみんなは、ヤレヤレと言いたげに鼻で笑ってた事は私は知らない。
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作者名:ミニオン | 作成日時:2021年10月10日 18時