星の魔女【2】 (ページ4)

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ロー「おい、どうだ」

薬草も調合し終わり、ペンギン特製のおかゆも完成した。

恋歌の部屋の扉をノックすると、ひょこっとベポが顔をだした。

ロー「ちゃんとできたか？」

ベ「な、なんとか…」

自信のなさそうなベポに一瞬不安になったが、そっと部屋に入れば服を着替えさせられた恋歌が、ベッドの上で静かに眠っていた。

ロー「上出来だ

やればできるじゃねぇか」

ベ「へへ…」

褒められた事が嬉しいのか、照れたように頭をかいている。

ロー「けど寝ちまったか

飯と薬は後だな」

ペ「これぐらいならいつでもあたため直せるし、恋歌が起きてる時でいいよ」

ロー「そうだな、先に氷嚢だな」

シ「あ、じゃあ俺作ってくるよ」

ペ「俺も手伝う」

出来れば先に薬を飲んでほしかったが、今眠っているところを起こすのもあまり良くないかと思い、もう一度目が覚めるまで待つ事にした。

ベ「恋歌…大丈夫だよな？」

ロー「ああ、ただの風邪だ

すぐに治る」

ベ「そっか…よかった…

他に俺にできることはない？」

ロー「また汗をかいたら着替えを手伝ってやれ」

ベ「う、うん

それはいいんだけどさ、おれ、着替えを手伝ってる途中に気になった頃があって…」

ロー「どうした？」

ベ「恋歌の身体って魔女の証っていう模様があるって話したろ」

ロー「ああ」

一緒に風呂に入った時にベポが見て、それをローに伝えたら恥ずかしそうにしていた記憶がある。