星の魔女【2】 (ページ3)

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リビングに戻ると、ちょうどペンギンが戻ってきたところだった。

ペ「あ、ローさん！これでいいか！？」

なぜこうも全員いつもより声が大きいのかと思ったが、恋歌を心配しての事なので、これについても何も言わず、ペンギンがとってきた薬草を受け取る。

ロー「ああ、俺はこいつを調合する

これを飲ませるのにも軽くなにか腹に入れた方がいいから、なにか作れるか？」

ペ「おう！

あれ？ベポは？」

料理が得意なペンギンが袖をまくって気合いを入れているが、ここにベポがいない事に気づいて何をしているのか気になった。

ロー「あいつは今恋歌の身体を拭かせて、着替えを手伝わせてる」

ペ「え…な、なんでベポ…？」

ロー「仕方ねぇだろ

恋歌の身体を拭いてやったり、着替えなんか俺たちに手伝えるわけがねぇ」

ペ「そういうことならベポは適任か」

シャチとペンギンが来る前ではあるが、二人でお風呂も入っていたし、いつもの5人の中では、ベポが適任であることは明白だった。

ごりごりと薬草を調合し始めたローは、少し心配なのかちらちらと恋歌の部屋の方を見ている。

ペ「まぁ、あいつなら大丈夫だろ」

シ「そうだな、やるときはやるやつだ」

心配したところで手伝えない3人は、今自分に出来る事をやることにした。