しとど晴天大迷惑。 (ページ7)

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ナミ「ちょっとあんた！熱出したって！？なんで呼ばないのよ！！」

ナミの大きな声が船中響いたのは、今朝のことだった。

医務室のドアがガチャン！と勢いよく開き、第一声がこれ。

もちろん私はこの声で目を覚まし、お陰で心臓がバクバクしている。

『な、ナミ...びっくりした！！』

ナミ「大丈夫なの！？おでこ貸しなさい！」

『昨日よりだいぶ良くなったよ』

昨晩、酷く苦しかった時ゾロが看病をしてくれたのだ。

熱は上がりきったのでもうこれ以上酷くはならないだろう。

ルフィ「A！！」

ナミに言われもう一度体温を測っていると、ルフィが勢いよく部屋に滑り込み私の名前を呼んだ。

『ルフィ...』

ルフィ「大丈夫か！？風邪！」

『わっ、る、ルフィ.....！？』

ぎゅうっとキツく私を抱きしめてきたルフィ。色んな意味で苦しいからやめてよ...

サンジ「Aちゃん...！大丈夫かい？」

サンジはルフィの後ろから顔を出し、心配そうに言った。

サンジ「これ、朝飯。食べやすいように固形のものはやめといたよ！」

『ありがとうサンジ..！』

ルフィ「A〜〜〜死ぬな〜！！」

サンジ「おいルフィ！Aちゃん苦しいだろうが！！」

『だ、大丈夫...』

ルフィは私を腕でぐるぐる巻きにして、顔を首にぐりぐりしている。

肌が直に触れてるしルフィいい匂いするからドキドキする。。

その後もゾロ以外のみんなが(ゾロは別室で寝ていたらしい)、医務室へお見舞いに来てくれた。

約3日が経ち、私は完治したのだった。

ゾロ「調子どうだ？」

『だいぶ良くなったよ』

ゾロ「そりゃよかった」

今日はこの島に留まる最終日だった。

みんなはもう散々満喫したのか、島に行こうとする様子は見られない。

風邪ひいてて行けなかったし、私1人で行ってこようかな

『私、島に行ってくるね！』

ナミ「いってらっしゃい！気をつけるのよ〜」

ナミ達はいつも通りお金をかけてトランプをしているようだ。混ざりたいけれど、明日でもいいしね。

ゾロ「お前まだ病み上がりじゃねぇのか？？」

『大丈夫だよ。ゾロも行く？』

ゾロ「！.....行く」

完治したとはいえど、3日も寝込んでいれば体は鈍るのだ。危険な目にあったとしても対処しきれないと考え、ゾロと行くことにした。

ルフィ「あ？ずるい！おれも行く！！」

思いもよらぬ事を言われてしまった。

ルフィも来るの...！？